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壊れちゃいなよ_砂川信哉 ページ4

良い事があれば、悪い事もある。

甘い日々だけで無く苦い日もある。

そんな日々が永久に続くとは限らない。

だから今...この時悔いのないように生きなければならないと思う。


「Aちゃん、大丈夫っ...?」

「うんっ...」


いくら愛し合っていても全てを受け入れる時は痛いものだ。


私はそんな痛みさえも貴方とならば共に乗り越えられるような気がする。


けれども君は、

「やっぱり辞めようか」なんて言葉を口にする。


...あんなに痛くて苦しかった過去から私を救ってくれたのは間違えなく信哉くんだ。

あの時の痛みに比べれば、なんてことない。


「やめないで。私は信哉くんの全てを受け入れたいの。」

「...Aちゃん。」

やはり心配そうな顔で私を見つめてくる信哉くん。


「大丈夫だから...!」

「本当に?」

「本当に!!」

「もう、Aちゃんの事壊しちゃうかもよ...?」


「うん、良いよ。私を壊してよ?」



そして信哉くんも壊れちゃいなよ。

温かい味噌汁_伊沢拓司→←いつか_鶴崎修功



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作者名:つきうさぎ | 作成日時:2019年12月18日 21時

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