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〈 Aside 〉
授業中、ずーっと考えてた。
藤井くんに、想いを伝えたい。
藤井くんがともちゃんと上手くいってても
付き合い始めたとしても、伝えたい。
フラれて、もう話せなくなるかもしれないけど
それでスッキリできればいいのだ。
そう決心したはずなのに、
不安と緊張で全く話せなくて、
でも勇気をだして話しかけた。
そしたら藤井くんはこっちを向いた。
「 あのね、」
夕日が私たちを照らす。
ゆっくり深呼吸して、気持ち落ち着けて、
「 私、」
藤井くんの目をしっかり見て、
逸らさないように、
．
．
「 藤井くんが、すき 」
不安でいっぱいだけど、藤井くんを見つめる。
逸らしちゃいけない。
「 …ほんまに？ 」
藤井くんは驚いた顔をした。
「 うん、でも、
それは今日でおわりにするから 」
「 …え？ 」
藤井くんはもっと目を見開いた。
「 でもやっぱり、これからも、
藤井くんと仲良くしてたい… 」
怖くて下を向いてしまった。
「 …いやや 」
藤井くんが言ったその言葉に、
ぐっと、心臓が掴まれたように胸が痛くなった。
涙が出そうになって、必死に堪える。
「 …そ、そうやんね、うん、藤井くん、
ごめんね、今までありがとう 」
無理矢理、笑顔を作って、
振り絞って出した返事をした。
「 え、ちょ、え、」
「 …？ 」
何故かあわあわしている藤井くんと、
作り笑いで変な顔の私。
いやどんな状況やねん。((
「 ふ、藤井くん…？ 」
あわあわしとった藤井くんが急に、
ぎゅっと私を抱きしめた。
「 まって、はなれて、」
これ以上近くにいたら、諦めきれなくなる。
「 抵抗せんでよ 」
「 …諦めきれんくなるやんか、」
「 んも、なんで？ 」
「 な、なにが 」
「 なんで諦めるとか、フラれる前提なん 」
「 だって… 」
「 だって…？ 」
藤井くんは、いったい何を考えているのか。
でも決めたんだ、今日は藤井くんに想いを全部伝える。
「 …ともちゃんと、その…いい感じに… 」
口ごもる私の話を聞いて、驚いたように私から離れた。
「 Aちゃん、なんか勘違いしとるわ 」
「 …え？ 」
「 ふふ、おれ、あいつとなんにもあらへんよ 」
いつもの、ふにゃって笑顔を私に向けた。
胸がきゅんって言った。
．
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ぴょん(プロフ) - え、もう、キュンキュン半端ないです。いきなり失礼しました笑 はじめまして！…読者です笑 読んでたらほんまに死んでまうんちゃうかなってぐらいですね笑(語彙力なくてすいません汗) これからも作者様のペースで更新頑張って下さい！応援してます♪ 長文失礼しました。 (2018年4月22日 9時) (
レス) id: 8bd8888ba5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りらの x他2人 | 作成日時：2018年3月11日 17時
