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すっかり、冷え込む季節となった
この前まではここまで寒くなかったのに
本当に季節が過ぎるのは早い
でもまだ金木犀は咲いているから___私は今日も公園へと足を運ぶ
そしたら善逸もいるから。
暗くなる時間も早くなって、帰りたくないって言ったら
女の子が暗い時間まで外でうろついてたらだめだよって
過保護な親かって思うけど
やっぱり優しいなって
貴方の優しさに、心が温まる
でも、私のわがままだけど
もう少し貴方と居たいの
だってそろそろ、金木犀が散っちゃうから___
・
善「Aちゃん、これよかったら飲んで?」
公園のブランコに座っていると、温かいココアを私の手のひらに置いた
『えっ、ありがとう!』
善「Aちゃん見てると寒そうだもん。女の子はこんな寒いのにスカート履いててすごいよ」
俺だったら震えて鳥肌になっちゃう、ってブルブル震えながら言うから思わずクスッと笑った
『善逸も履いてみなよ?辛さわかるよ』
善「いや、俺そういう趣味無いんで遠慮しときますね」
こうやって冗談を言い合うのが
何気ない日常だけど
幸せなんだなって
好きな人だからより一層、強く感じるんだ
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作者名:ミユモン | 作成日時:2021年10月24日 21時