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一瞬で善逸の匂いに包まれた
ぎゅっと強く抱きしめられた
善「あ〜もう、何でそんなに可愛いの?そんなこと言われたら家に返したくなくなっちゃう」
『え!?』
大胆発言を呟くから、思わず涙が止まった
善「ほら、涙止まったよAちゃん」
ほっぺをつん、とされて思わず目を逸らしてしまう
『…返事は何ですか?』
うーん、と考える素振りをする
善「Aちゃん、俺は…」
じっと真剣な瞳で見つめる
次に発する言葉は___?
私は善逸の口から出る言葉を待った
善「…まだ返事は言わない。だけど…俺の気持ちは変わらないよ、ずっと」
すごく意味を含めたような言葉
善「だから…俺待ってるから」
ふ、と目の前が暗くなったかと思えば額に柔らかい感触がした
善「ずっと待ってる」
ずるいよ、善逸
返事もしないくせ___そんなことしないでよ
そういうのは、好きな人だけにするものなんだよ?
そうでもない私なんかにしないでよ
もっと…好きになっちゃうじゃん
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作者名:ミユモン | 作成日時:2021年10月24日 21時