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橋本side
『助かりました、ありがとうございました。』
「ううん。困ってたから…気にしないで。」
『ありがとうございます…確か、橋本さんでしたよね。オーディションの時、隣やったの…覚えてますか?』
「あぁ、覚えてる覚えてる。めっちゃ可愛い子隣いるな…って思ってw」
『え、それ私こそですよ!wすっごい綺麗な人…って思ってました。』
私に向き直って伊藤さんは頭を下げてからふわりと笑いかけてくれた。
うわぁ…可愛い。
これは…しーちゃんも堕ちるな。
すると、伊藤さんは軽く首を傾げた。
目線の方向を見ると、固まっているしーちゃん。
こりゃ、解凍に時間かかるぞ。
『…白石さんでしたよね?』
「そっ、そそそそそそそうです!」
『名前で呼んでもいいですか…?』
「ももももももももちろん!ぜぜぜ是非!」
『やった…!
みなさんも、私の事名前で呼んでくれませんか?出来れば、敬語も外して貰えると…』
伊藤さんからのお願いで、私たちは伊藤さんからAへと呼び方を変えた。
すると、ちょうどよくバスが着いたらしい。
スタッフさんたちに呼ばれて、私たちは5人でバスまで歩いた。
…あっ、飲み物欲しい。
けど、こういう時…買っていいのかな。
チラチラ周りを見ていると、Aが首を傾げた。
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作者名:そら | 作成日時:2022年10月1日 16時