君とコーヒー (ページ4)

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ﾁｬﾎﾟﾝ

都内の自宅に帰ってきた私は、湯船に浸かりながら
今日の出来事を思い出す。

『ひまわりさん…』

はぁ…

そう、気がつけば私はひまわりさんの事が頭から
離れなくなっていた。

～5時間前～

？「楽しみにしてますよ、店長さん」

『はぃ…』

『お待たせ致しました。DreamCoffeeでございます』

？「ありがとうございます、」

ひまわりさんにそうカップを差し出すと、

？「、、僕ってひまわりですか？」

『はい。笑顔がとても素敵でしたので』

ひまわりさんは顔をしかめた

『申し訳ありません。お気に召しませんでしたか、今すぐ違うものと…』

？「あ！まって！」

その場から立ち去ろうとする私の腕をひまわりさんが掴んだ

？「気に入らなかったわけじゃないんです」

？「むしろ気に入ってます、」

？「ただ、ひまわりな理由が聞きたくて…」

？「ごめんなさい！不快な思いにしてしまって！」

なんだ、怒ったわけじゃなかったんだ。

良かった、

『こちらのほうこそすみません、』

なんだか気まづくなり、黙り込んでしまう。

『では、私は仕事に戻ります。ごゆっくり』

？「はい、」

ああ、私なんで黙り込んじゃったんだろ
もうきてもらえないかもしれない。

もうあのひまわりみたいな笑顔が見えないかもしれない…

今日のことを思い出せば思い出すほど落ち込んだ

ﾁｬﾎﾟﾝ、

湯船に顔を埋めて大丈夫、また来たら話かけよう

そう誓った