よんじゅうろくわ ページ7
嫌だ、嫌だよアオちゃん！！！！
そうやって叫ぼうと喉まで出かけた言葉を飲み込んだ
あれ...？アオちゃんはどうして飛び降りたの？
あれだけあのいじめっ子達と仲良くしてたじゃん
嫌なことはなかったはず、なのに。
矛盾してる＿＿
そんなことを思いながらも、今まで仲の良かった友達
｢元｣親友だったアオちゃんが飛び降りるのを見て
私の目からは大量の水が溢れ出していた。
天｢A...？あの子ってまさか...｣
天宮くんが言い終わる前に、私は屋上からアオちゃんが落ちた場所へと駆け下りて行った
そ｢ちょっ、Aさん！？！？｣
一之瀬さん...いや、そらるさんの声も無視して、私は必死に階段を駆け下りた。
人の視線も、先生の声だって知らない
貴｢アオ...ちゃっ.....｣
視界が涙で薄れながらも、私はアオちゃんの元へ急いだ
アオちゃんが落ちたと思われる場所には、野次馬達がうじゃうじゃと集まっていた。
その中心にいたのは。
貴｢アオ.....ちゃん...？｣
血だらけで横たわるアオちゃんがいた。
貴｢ちょっ、どいてくださいっ.....｣
野次馬達はそんな声など聞いてくれない。
だから、私は叫んだ。
貴｢野次馬達はどけ！！！｣
突然の叫び声と私のぐしゃぐしゃになった顔を見て、野次馬達は散っていった。
生徒｢あれって...高尾じゃね？｣
生徒｢えー？まじ？？なんでいんの？｣
その言葉は聞きたくなかった。
でも、私は無視してアオちゃんに話しかけた。
貴｢アオ...ちゃん...？？分かる？私、私だよ？｣
ア｢.....Aちゃん.....！？な、なん...で｣
弱ったアオちゃんは苦しそうに言った。
私はその質問を無視して、言葉を投げかけた
貴｢なんで...なんで、飛び降りたの...｣
ア｢...私...ね、あいつらに...ハメられたの...｣
ア｢Aちゃんのことを...裏切って...その罰なのかな...いじめられて...｣
ア｢死んだ方が...いいかなって。｣
アオちゃんは哀しそうに笑った
ア｢ごめんね、なんて言葉じゃ...Aちゃんが許してくれるなんて思わない...｣
ア｢許してもらおうとも...思ってない...｣
ア｢でも...ひとつ、言わせて...｣
ア｢ほんとは、ほんとはね、Aちゃん｣
ア｢大好きだったよ。今も、昔も。これからも。｣
アオちゃんはそう言って私の手を握って、
すっと、目を閉じた。
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Kochine(プロフ) - ゆきのさん» ありがとうございます！めっちゃ嬉しい！！とりあえず頑張ります。これからもちょくちょく見てくれれば嬉しいです！ (2019年3月27日 8時) (
レス) id: 6c2499acce (このIDを非表示/違反報告)
ゆきの - 続きが楽しみですっ!めっちゃ私好みです!更新頑張ってください! (2019年3月26日 15時) (レス) id: f9e1de5cb4 (このIDを非表示/違反報告)
Kochine(プロフ) - えまさん» そう言って頂いて本当にありがとうございます！ぶっちゃけ一番嬉しい言葉かもです笑 (2019年3月23日 19時) (レス) id: 6c2499acce (このIDを非表示/違反報告)
えま - すごい好きですッッ (2019年3月23日 12時) (レス) id: cff771ce3c (このIDを非表示/違反報告)
Kochine(プロフ) - 鈴さん» ありがとうございます。更新速度が遅くなってる気がするのでこれからも頑張ります！絵は小さい頃から好きでした、毎日ノートに落書きしてますw← (2019年3月20日 21時) (レス) id: 6c2499acce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こちね | 作成日時：2018年11月12日 18時
