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「 あは、調子乗んなザコが♡ 」
少し、回し蹴りしただけなのにい。
地面にベタりと倒れ込んで、
ビクとも動かない男ふたりを踏んづける。
汚ぇ手でわたしに触りやがって。
しね、ゴミ。
手についた砂利を払って、
制服のスカートをぱんぱん払ってると、
『 へえー強いねお前 』って
後ろから呑気な明るい声が聞こえる。
「 お前、名前は？」
そう言ってドラ焼きをもぐもぐしながら近づくのは
クリーム色の髪の毛をハーフアップに結ぶ、
中性的な顔の男の子。
その隣には金髪で独特な髪型、
それにこめかみに龍のタトゥーが入った男の子。
この2人は黒の特攻服を見に纏っていて胸元には、
【 天上天下 】【 唯我独尊 】
って刺繍が入っていて。
一瞬で関わってはいけないって分かった。
「 俺はマイキー、お前は？」
「 帰ります 」
「 だーかーらー、名前は？」
立ち去ろうとすると手首を掴まれる。
口元についたドラ焼きをベロでペロッと掬って、
『 俺お前が気に入った 』ってニコニコ笑った。
そう、わたしは関わりたくないな。
「 可愛い顔してんね、それにでかい 」
「 は？」
「 ねーケンチンもそう思うでしょ 」
わたしの顔をまじまじ見たと思えば、
次はわたしの胸に視線を下ろして。
ぶん殴っていいかな。
ケンチン と呼ばれる男の子が、
ゆっくりとわたしに近づいてくる。
目の前に立つと、
高い背を屈ませてわたしの目線に合わせると、
ふっ、と口角を上げて笑そうに笑った。
「 ちーび 」
殺意が湧いた。
それだけ言うと、
『 まあ確かに、ちびの割には乳がでけぇな 』って。
なぜか上から目線でムカついた。
明らかにわたしより背が高い彼を、
ギリっと下から睨みつけるとまた笑って
わたしの頭をくしゃくしゃ撫で回す。
「 おー威嚇のつもりか？可愛い面してんな 」
「 ケンチンだけずるい〜 」
ぷくぅ、と頬を膨らますマイキー。
それに『 わりぃな 』って謝るケンチン。
再びわたしと目を合わせるとマイキーは、
ニコッと笑って、得意げに言った。
「 つえー女、俺の大っ好物♡ 」
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真弥 - 夢主ちゃん口癖「ばか」になってそう笑笑 これからも投稿頑張って下さい！ (2022年12月10日 14時) (
レス) @page25 id: 5ace0f76be (このIDを非表示/違反報告)
こはね - あの、この作品と関係なくて申し訳ないんですが、｢マイキーとシジュウハッテ｣の続編とリクエスト編？のリンクを貼っていただけないでしょうか？ (2022年1月30日 8時) (レス) id: 7f91654289 (このIDを非表示/違反報告)
夜空と暁(プロフ) - おーい、夢主ちゃん何カップ？？wめっちゃ面白いです。更新頑張ってください！！ (2021年8月25日 17時) (レス) id: 3b02c3cd6d (このIDを非表示/違反報告)
獅子丸(プロフ) - このお話読んでたら、私まで夢主ちゃんのお胸揉みたくなりますｗｗ更新頑張ってください！応援してます！ (2021年8月21日 15時) (レス) id: f73ab42924 (このIDを非表示/違反報告)
こはね - イザナくんとの絡みも見たいｯｯ！ですｯｯ！！ (2021年8月19日 23時) (レス) id: b4a9ddf842 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆた
| 作成日時：2021年7月28日 14時
