無敵のマイキーに好かれました。

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「 好き 」

「 「 は？」 」






わたしがそう言うと、
怖いほどにみんなの声が揃った。

お前らは嫌い、大っっ嫌いだばーか。



突如現れた救世主。

場地から逃げてすぐさま三ツ谷の元へ駆け寄る。






「 三ツ谷好き 」

「 お、可愛いな 」






そう言いながら優しく笑って
わたしの頭をなでなで撫で回す。

笑顔にきゅんっ。






「 三ツ谷なに俺のA(乳)奪ってんの？」

「 おい三ツ谷ァ、返せ俺のA(乳)だ 」

「 そいつ俺のモンだ、そいつのデカパイも俺のだ 」






マイキー、ケンチン、場地の順。

ありえないくらいの殺意むき出しで、
三ツ谷を睨みつける3人。


千冬はさすがに呆れてるのか、
やれやれって顔してた。


それよりもあなたの隊長さん止めて？
デカパイってなんなの？ばかなの？






「 乳？…お前ら思春期こじらせすぎだろ 」

「 お前ら嫌い、近づくなばぁああか 」






べっ、とベロをだして、
三ツ谷の後ろに、ささっと素早く隠れる。



言ってやったぞ、ばーか。


そんなことを思ってると、
『 今の見たケンチン！！！』って

なぜか興奮気味のマイキーの声。


これまた嫌な予感。






「 あいつのベロちっちぇの、可愛いかよ♡ 」






こいつに関してはいっかいしねばいい。






「 あーー口の中、犯 したい 」

「 マイキーそれアウト 」

「 ケンチンも思ってるくせに、バレバレ 」

「 ったりめぇだろ、ぶち犯してぇ 」






三ツ谷の前で繰り広げられる、
マイキーとケンチンの会話。


目の前の三ツ谷は『 はぁあああ 』って
深くため息を付くと何かを言いかけた。






「 A、テメェのデカパイ俺にくれ 」

「 場地さんさっきっから何言ってんスか… 」






けど、場地の言葉でそれが止まる。

テメェお前、場地、ほんっとシバくぞ。



この言葉を聞いて更に深くため息をつく三ツ谷。

くるっとわたしの方を振り向くと、
顔の前に手を手を添えて『 ごめんな 』って、


困ったように笑いながらそう言う。



いや、なんで三ツ谷が謝んの。






「 俺ん家来るか？妹達が好きそうな顔してる 」

「 行く 」

「 はい三ツ谷抜け駆け〜！！俺許さない！！」






結局マイキーの言葉で、
みんなで三ツ谷のお家に行くことになった。








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