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「 アイツらは俺の宝なんだ 」
懐かしい思い出を語る場地は
どこか幸せそうで、微笑ましくて、
最後にそう言うと、『 テメェもだかんな 』って、
そう言う彼はまた、にっ、と笑った。
場地はみんなが大好きなんだって。
「 仲間っていいね 」
「 ？なに他人事みてェに言ってんだ？」
「 他人事じゃん 」
わたしがそう言うと大きなため息を付いた場地は、
『 あのなァ、』とわたしを見た。
「 テメェも俺の宝、つまり俺らの仲間だろうが 」
「 …わたし東卍入ってないけど 」
「 あ？っせェな、俺が仲間って言やァ仲間なんだよ
」
やっぱりお前はどこぞのアニメキャラか。
それだけ言うと、
メガネをかけたままワークと睨めっこする場地。
「 バツに代入だァ？あ？んだこれ、問題になってねェ 」
「 ちがうわあほ、それ えっくす な 」
不良のくせに、暖かい言葉。
誰よりも仲間のこと考えていて、
誰よりもみんなのことが大好きで。
心から、宝だ、って言う場地がかっこよくて。
「 場地、」
「 あん？…んだよ、やっと実技やる気になったかァ？ 」
「 ………あんた、かっこいい 」
『 男も惚れる場地圭介 』って
無邪気に笑いながら彼の頭をくしゃりと撫でる。
そうすると場地は、
手に持っていたシャーペンを机に置いて、
かけていたメガネを外して
真剣な顔でわたしを見つめれば、
次の瞬間、ぐらりと視界が回転した。
「 …えと、場地さん？」
「 お前、それはずりィわ 」
わたしの視界には場地の整った顔と、
その奥に見える部屋の天井。
押し倒されたとすぐに理解して、
『 はーなーせ 』って言っても無言のままで。
息してますか、場地さん。
「 ベンキョー飽きた、実技の練習しね？」
「 ばぁああか、何回目だそれ 」
どうせ、いつもの悪ふざけ。
そう思って笑いながら返しても、
目の前の彼は、男の人の顔つきになっていて。
わたし、もしかして、危険。
「 それ、千冬にもらったヤツだろ 」
「 そ、うだけど 」
不機嫌そうにわたしのピアスに触れる。
「 あ��ー、胸糞わりィ 」
「 場地？…い、っ、つ、」
そう言う場地はわたしの首筋に噛み付いて、
かと思えば肩を隠す服を横にずらして
そこにも何度も何度も噛み付いた。
彼の八重歯の肌への食込みが、痛い。
「 これで許してやる 」
「 ばか、変態メガネ 」
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真弥 - 夢主ちゃん口癖「ばか」になってそう笑笑 これからも投稿頑張って下さい！ (2022年12月10日 14時) (
レス) @page25 id: 5ace0f76be (このIDを非表示/違反報告)
こはね - あの、この作品と関係なくて申し訳ないんですが、｢マイキーとシジュウハッテ｣の続編とリクエスト編？のリンクを貼っていただけないでしょうか？ (2022年1月30日 8時) (レス) id: 7f91654289 (このIDを非表示/違反報告)
夜空と暁(プロフ) - おーい、夢主ちゃん何カップ？？wめっちゃ面白いです。更新頑張ってください！！ (2021年8月25日 17時) (レス) id: 3b02c3cd6d (このIDを非表示/違反報告)
獅子丸(プロフ) - このお話読んでたら、私まで夢主ちゃんのお胸揉みたくなりますｗｗ更新頑張ってください！応援してます！ (2021年8月21日 15時) (レス) id: f73ab42924 (このIDを非表示/違反報告)
こはね - イザナくんとの絡みも見たいｯｯ！ですｯｯ！！ (2021年8月19日 23時) (レス) id: b4a9ddf842 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆた
| 作成日時：2021年7月28日 14時
