無敵のマイキーに好かれました。

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「 で、なんでお前半袖短パンなわけ 」

「 いやそれもそれでそそられるけどよォ 」

「 あ？テメェ舐めてんのか？デカパイ見せろや 」






不機嫌そうなマイキーに、
仁王立ちでわたしをまじまじ見るケンチン。


場地は髪の毛を括りながら、
わたしをまじまじと見ていた。



わたしはお前らと違って、
お前たちの総長のいきなりの思いつきに

耐性がねぇんだよ、すぐ準備できるわけねぇだろ。



とりあえず無視だ、無視が1番。






「 三ツ谷あ、」

「 げっ、なんだよマイキー 」

「 Aと水着買ってこい 」






隣にいた三ツ谷。

『 ったくウチの総長は… 』ってため息をついた。


これ、わたしのせいで三ツ谷に迷惑かかってる？






「 三ツ谷ごめん、迷惑かけた 」

「 は？…いや、マイキーのせいだろ 」

「 俺も、俺も行くっス！！！」






きゅんっ。

三ツ谷の優しさにきゅんってした。


隣では子犬みたいな千冬。

最近、この子への評価が上がった。(上から目線)






「 ちゃんとビキニだからね！！ビ キ ニ 」

「 ちゃんと乳丸出しになってるやつな 」






お前ら2人の評価はだだ下がりだよ。






「 Aならなんでも似合うだろ、好きなモンにしろよ 」

「 ケンチンが優しい 」

「 ちゃんと身体、触りやすいやつな 」

「 気のせいだった 」






お前もダダ下がりだばぁか。


ため息を付く三ツ谷と、
『 Aさん可愛いっスもん 』って

ふにゃりと笑う千冬。




三ツ谷は何回ため息つくの。
そして千冬、よく見ると可愛い。






「 うしっ、行くか 」






これから起こることなんて知らずにいた。






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