▽ ep.21 ページ22
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やっぱりヒーロー基礎学にも姿は無くて。
「 早く会いたいです 」
共有スペースのソファにひとり、
ボソッと呟くと
『 しみたれた顔してんじゃねぇよ 』って、
聞き慣れた低い声、でもどこか優しい声。
「 爆豪くん、何食べてるのわたしも 」
「 ン、」
振り返れば片手にアイスのピノを持つ彼は、
そう言うとわたしの口に近づけてくる。
そのまま、ぱくっと食べれば、
口の中に甘いのが広がって幸せ。
それと同時に、
ホークスにも同じことされたような気がして、
ホークスのこと思い出しちゃって、
一気に、会いたくなっちゃった。
「 ねぇ爆豪くん、ホークスに会いたい 」
「 俺に言うなや、つか携帯また鳴ってんぞ気づけ 」
隣に座る爆豪くん。
『 はよでろ 』って言われて携帯を取れば、
【 ホークス 】 って文字が表示されていた。
「 行ってくる、」
「 ン、気持ちぶつけてこいや 」
「 だめだったら慰めてね 」
そう言うと爆豪くんは
『 ンなの一生ねぇから安心しろ 』って、
鼻で笑って『 はよいけ 』って
手であっち行けって仕草をした。
脈打つ心臓を抑えながら、
外に出て緑色のボタンをタップする。
耳にあてて『 もしもし 』と
少し緊張気味に口を開けば、
『 また緊張しとるの？』
ずっっと聞きたかったホークスの声。
少し嬉しそうで、
少し楽しそうで、そんな彼が可愛くて頬が緩む。
『 ずっと声、聞きたかった 』
『 …わたしも同じ事考えてました 』
そう言うと、少しの間ができると、
『 それまじ？俺勘違いしそうなんやけど 』って、
可愛いこと言いやがって。
てか、勘違いしてください。
『 好きです、ホークス 』
本当は会ってから、直接言うつもりだった。
でもなんでだろう、我慢できなくて。
気持ちが、こう、ぶわっと零れてきちゃって。
どうやらもう、蓋は出来ない状態です。
しばらくの間、
返事がなくて『 どうしました？』って聞けば、
「 あんま、可愛いことせんとって、…ばか 」
って、
後ろからホークスに優しく抱きしめられていて。
「 俺も好き、めちゃくちゃ好き 」
心臓が痛いのも、
頬が熱いのも、全部全部、あなたのせい。
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だいふく(θ ω θ)(プロフ) - ゆいさん！ご本人じゃなくてすみません💦爆豪くんバージョンもありますよ！ (4月9日 0時) (
レス) id: 8b15749960 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 本当に本当に大好きです！！爆豪バージョンもお願いしたいです…この話ではかっちゃんが…！ほんとお願いします (4月7日 23時) (レス) @page24 id: 5d2a87c935 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ - ホークス推しなんで嬉しいです (9月16日 21時) (レス) @page2 id: 720827b2e2 (このIDを非表示/違反報告)
みーやん - ホークスと付き合った後の話をお恵みください！！ (8月14日 19時) (レス) @page24 id: 5185973326 (このIDを非表示/違反報告)
るあら(プロフ) - だいふくさんと同じ感じです！このシリーズ大好きです！相澤先生バージョン私も見たいです！待ってます！ (8月12日 0時) (レス) @page23 id: 351679517a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆた
| 作成日時：2021年7月5日 0時
