▽ ep.15 ページ16
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わたしたちの間に珍しく長い沈黙が流れる。
その間、ずっっとホークスを見つめていれば、
「 そんな、見んとって 」
とうとう彼が、降参した。
そんな彼は右手で自分の顔を隠すと、
『 だめ、』ってわたしの目を左手で覆う。
隠される瞬間に見えた、
頬が赤く染まるホークスの顔に可愛い、
なんて、思っちゃって。
「 顔見せてください！！」
「 むり 」
けち。
両手でホークスの手首を掴んで手を退けようとする。
やっぱり両手でも彼の力には敵わず、
『 ばか！けち！！』ってそれだけ言って、
大人しく諦めて手を離す。
「 空のお散歩、行かんの 」
上手く話を逸らされた。
それよりも、したいことあります、
そう伝えれば『 なんしたいと？』って、
たぶん、顔を傾げてるのかな、見えないけど。
「 あの、手を離して、」
「 イヤです 」
手を離してもらわないと、できないです。
心のなかでそう言って、
「 このままでいいので、こっち来てください 」
ホークスを少しずつ、わたしに近づける。
「 右手、どこですか 」
「 …なにするの、」
『 右手ここ 』って、
わたしの左手に触れたホークスの手。
あったかい、ホークスの温もりが感じる。
そのまま彼の手を掴んで、
そのまま自分の背中に回させて。
そのまま、彼の胸に飛び込んだ。
「 あれ、顔真っ赤！！！」
その反動でわたしの視界を遮る、
ホークスの左手が外れれば、
街灯に照らされるホークスの照れた顔。
そんな彼はまた、自分の顔を隠すと、
わたしを自分の胸に押し付けると、
恥ずかしそうにしていた。
むり、可愛い！！！
「 〜っ、やから、見んとって…っ、」
「 またそうやって隠すんですか！！」
主導権は、わたし。
ホークスの腕の中でそう思えば、
『 俺に勝ったとでも思っちゃった？』
って。
余裕そうな、声と、
顔を上げれば
にんまりと笑うイタズラそうなホークスの顔。
ああ、形勢逆転だ。
「 俺もう知んなーい 」
「 へっ、…ひゃっ、」
両腕をわたしの背中に回して、
わたしの首筋に顔を埋めると
ふぅ、と耳に息を吹きかけられる。
この、ばか！！！
「 食べたい 」
「 ばか！変態！！」
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だいふく(θ ω θ)(プロフ) - ゆいさん！ご本人じゃなくてすみません💦爆豪くんバージョンもありますよ！ (4月9日 0時) (
レス) id: 8b15749960 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 本当に本当に大好きです！！爆豪バージョンもお願いしたいです…この話ではかっちゃんが…！ほんとお願いします (4月7日 23時) (レス) @page24 id: 5d2a87c935 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ - ホークス推しなんで嬉しいです (9月16日 21時) (レス) @page2 id: 720827b2e2 (このIDを非表示/違反報告)
みーやん - ホークスと付き合った後の話をお恵みください！！ (8月14日 19時) (レス) @page24 id: 5185973326 (このIDを非表示/違反報告)
るあら(プロフ) - だいふくさんと同じ感じです！このシリーズ大好きです！相澤先生バージョン私も見たいです！待ってます！ (8月12日 0時) (レス) @page23 id: 351679517a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆた
| 作成日時：2021年7月5日 0時
