▽ ep.00 ページ1
.
あの日は風が強かった。
学校終わり、そのままコンビニに寄って
その帰り道に事件は起きた。
「 新作の抹茶〜、んへへへへ 」
上機嫌なわたしの前に、
見た事のある、赤い翼の剛翼のヒーロー。
そんなヒーローは大勢の人達に囲まれていて、
ひとりひとりにファンサービスをしていた。
「 ホークスだあ！！」
大ファンかって言われたら、そうでもないけど。
それよりも新作の抹茶を食べたくて仕方がない私は
そのまま囲まれる彼を素通りして、
歩くスピードを早めて寮へ向かった。
それよりも、なんで飛んでないんだろ。
あ、風が強いからか。
ふと思い浮かんだ疑問に、
即解決すれば目の前にはどこから現れたのか、
先程の囲まれていたホークスが目の前にいた。
大きな赤い翼をしまっていて、
え、飛べるじゃん、飛べよって思ったのは秘密。
「 もしかして抹茶の新作？」
「 へ、あ、そうです！！」
シュークリームです！
そう言ってひとつ取り出して、
お疲れのホークスにひとつ渡すと、
『 くれんの、ありがと〜 』
ってわたしの頭をくしゃくしゃ撫でる。
それにしてもあの距離から袋の中身見えたのか、
とんでもねぇ視力だな、ホークス。
「 それじゃ、わたしは帰ります！」
お勤めご苦労様です！
敬礼するかのようにホークスに言えば、
彼もまたわたしの真似をして、
『 ありがとうございます！』
っと敬礼のポーズを取った。
控えめに言って可愛かった。
ホークスに背中を向けた時。
それはそれは、大きな風がびゅうっと吹いて、
スカートがひらっと、大胆に捲れた。
まさか、まさか見てないよね、
そんなことを思いながらホークスの方を振り向くと
わざとらしくそっぽを向いていて、
念の為、『 み、見ました？』って聞いてみる。
「 んー？なんのこと？」
ですよね！！！
まさかヒーローがJKのぱんつなんてね！！
「 俺、仕事戻らんとだから 」
「 あっ、はい！！」
赤い翼を、ばさっと開くと、
『 あっそうそう 』ってわたしを見つめた。
「 俺、嫌いじゃないよ、白。すんごい可愛い 」
それだけ言うと悪戯っぽく笑って、
空へ飛び立っていったホークス。
その言葉に呆然と立ち尽くす。
いやまって、
「 しっかり見てるじゃんか！！ばか！！」
ホークスにぱんつ見られました。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1366人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
だいふく(θ ω θ)(プロフ) - ゆいさん！ご本人じゃなくてすみません💦爆豪くんバージョンもありますよ！ (4月9日 0時) (
レス) id: 8b15749960 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 本当に本当に大好きです！！爆豪バージョンもお願いしたいです…この話ではかっちゃんが…！ほんとお願いします (4月7日 23時) (レス) @page24 id: 5d2a87c935 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ - ホークス推しなんで嬉しいです (9月16日 21時) (レス) @page2 id: 720827b2e2 (このIDを非表示/違反報告)
みーやん - ホークスと付き合った後の話をお恵みください！！ (8月14日 19時) (レス) @page24 id: 5185973326 (このIDを非表示/違反報告)
るあら(プロフ) - だいふくさんと同じ感じです！このシリーズ大好きです！相澤先生バージョン私も見たいです！待ってます！ (8月12日 0時) (レス) @page23 id: 351679517a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆた
| 作成日時：2021年7月5日 0時
