半間修二、仔猫を拾う。

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「 ここから離れたらほんとにぶん殴るから 」

「 ウン 」

「 絶対！！！！ここにいてよね！！！！」

「 わァーたって♡ 」





そう言って風呂の扉を勢いよく閉めるA。

どうやらさっき見た怖いヤツが効いてるみてぇでさっきも涙目で風呂入ってったし。

はァ、涙目になっちゃって。まァじで可愛いんだから。



シャァ〜、ってシャワーと音を聞きながらたばこを咥えて火をつける。





「 い、いるよね？」

「 んなに怖がってんなら一緒に入って───･･･。」

「 黙れ調子乗んな変態メガネ野郎 」

「 ……………… 」






いつまで経っても生意気な口。まァ、そこが可愛くて可愛くて仕方ねェんだけど。


はァ、とため息混じりにたばこの煙を吐く。



洗面所の水でたばこの火を消した時、事件は起こった。






「 …ッ！？は、はんま…！！」

「 ……あ？」






さっきまで聞いていたシャワーの音。

いきなり消えたかと思えば扉を勢いよく開けて涙目でオレに抱きついてくるA。


オレの腕に抱きついてくっから、ふにゃりとオレの腕を挟むように柔らかい感触に包まれて下が反応してくんのは仕方がねぇこととして。


…いや無理。全裸 + 涙目。理性ぶっ飛びそう。






「 物音した…ッ、バンッて…ッ！」

「 …………… 」

「 ねぇ…！聞いてんの…ッ！？」

「 ……おー怖かったなァ♡ 」





そう言って頭を撫でると、ぎゅう、としがみつくようにオレに抱きついてくるA。

思ったよりも細い腰に、掴みやすそう、とか考えたり思ったよりもふっくらしてるケツに、後ろから突きてぇ、とか。ンなことばっかり頭に浮かぶ。


てか、いい加減にしろ。今の自分の姿がどんだけオレを狂わせてると思ってんだ〜？





「 怖かった、…お風呂キライ…！」

「 もうへーきだろ？オレがいてやっから♡ 」





ん、と言ってぎゅう、とオレに抱きつく力が強まる。



しばらくして落ち着いて、今の現状にやっと理解したAは顔を火照らせながらオレを殴ろうとしてくる。





「 〜ッ！ほんとばか！嫌い！変態！近寄んな！」

「 オレ不可抗力だろ〜？」





デレてるAも可愛いけどツンなAも可愛い。







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