半間修二、仔猫を拾う。

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Aを拾って約1週間。



オレの中では、

拾ってくれてありがと♡お礼にわたしを好きにして…？♡
って目をトロトロにさせて言ってくんのかと思ってたんによォ。





「 わたしに近づかないで、無理 」

「 テメェ無理ってなんだよコラ 」





その真逆ときやがった。

そろそろ懐いてもいいんじゃねェの？なんでウチの仔猫はこんなにもツンケンしてんだよ。




「 まぁ、そこが可愛いんだけどなァ♡ 」

「 は？何言ってんのロリコン 」

「 ばはっ♡口の使い方気ぃ付けろって言ったよなァ〜？」






さっきっから腹立つことばっか♡

腰掛けていたソファから立ち上がって手をゴキゴキとならして狙いをAに定める。


危機を感じたAはすぐさまオレから距離を取ってしばらくの間、Aと睨み合う謎の時間。





「 んじゃァ、捕獲と行きますかァ♡ 」





そう言ってAの隠れるソファを飛び越えてすぐさま捕獲。

担ぐように抱き抱えるとオレの背中をドンドン叩いて脚もばたつかせてまぁじで、可愛い♡

何しても逃げらんねぇよ♡





「 離せ、この変 態！顔と声だけイイ男！」

「 それ褒めてんのかァ〜〜？だけってなんだよだけって 」

「 うるさい！今すぐ下ろして！ロリコンじじい！」

「 ……あ、パンツ見えた〜♡それ以上暴れてっとパンツ脱がすぞ 」





ピンクの可愛いレース付きの。

そう言うと、う。っと言って静かになるA。
オレの言うこと聞けてエラいなァ〜？♡

そのまま鼻歌交じりにコイツを風呂まで運ぶ。
嫌がるんだよなあ、風呂。なんでかは知らねぇけど。





「 …ヤダ、」

「 早く入れ 」

「 ヤダ 」





まぁ、ヤダって可愛いんだけど。

オマエ入んねぇとオレ入れねぇんだよ。





「 んじゃ今すぐ脱がすぞ〜？オレが♡今すぐ♡ 」

「 ッ、ほんとに、！大っ嫌い！」





そう言って浴室のドアをバンッと思いっきりしめるA。

だけどそのドアはすぐに開いて、彼女はそっぽを向きながらオレの服の袖をキュッと掴みながら言った。





「 …終わるまで、近くにいて、入ってきたらころす 」

「 ………はァ♡ったく仕方ねぇなァ♡ 」

「 ニヤニヤするな！腹立つ！」





これだから、ウチの仔猫ちゃんは♡






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