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( 妹side )
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「 うわ待って爆豪のメイド服やべぇ」
「 あいつ顔いいからな、顔だけ 」
「あー口開くと残念タイプな 」
「 それだそれ 」
「 …お前ら全部聞こえてんだよ！！！」
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笑いながら話す切島くんとクラスメイト。
わざと聞こえるように言いやがって。
お兄ちゃんみたいになっちゃったじゃん。
『 はぁああ 』と深いため息をついて
着慣れないスカートについた白いフリルを、
ぼーーーーっとみつめた。
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「 ( …………… ) 」
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え、なんでわたしこんなの着てるの？
え、コスプレに憧れてる？大丈夫？
え、てか似合うわけないじゃん、わたしなんか。
冷静に考えると女子高生が
メイド服とかあってはダメじゃん。
ダメではないか。
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「 あっは、ばくごーさんよく似合うことで 」
「 ぐぬ…切島くん…！！笑うな！！」
「 笑ってないよ、なーにゆって、…ふはっ 」
「 お前ぇえええええ！！」
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隣の切島くんは肩を揺らして笑った。
とてつもなく殺意が湧いた。いつか殺る。
似合わないことくらい、
わたしがいちばん、分かってるもん。
こんな時、お兄ちゃんだったら
『 クソ可愛い 』とかゆって
褒めてくれるんだろうなあ。
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「 ばくご、可愛いよ 」
「 今さらお世辞とかいらないですぅ〜！」
「 いや本気で 」
「 別にお兄ちゃん以外の人に言われても嬉しくないですぅ〜！」
「 まあ嘘だけど 」
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「 切島テメェ許さないからな！！！」
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ギロっと隣を睨めば、
『 どう？騙された？ 』
なんて、ニタニタしやがって。
…一瞬本気かと思っちゃったじゃんか。
そう思った自分を叩いてやりたい。
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「 切島〜ちょいきて〜 」
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委員長に呼ばれる切島くん。
だるそうに席を立って、
その状態でわたしを見つめた。
そしてぼそっとひとこと。
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「 まあ、それが嘘だけど 」
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………どれが嘘？
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ある日の文化祭の準備中での出来事。
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橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白かったです！今後とも応援しています！頑張って下さい！(*´ω｀*) (2022年4月26日 23時) (
レス) @page41 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆた(プロフ) - Lavenさん» コメントありがとうございます。ご指摘もありがとうございます。変更させて頂きました。 (2022年3月9日 16時) (レス) id: acb47aa965 (このIDを非表示/違反報告)
Laven(プロフ) - コメント失礼します。アニメでみている人は爆豪勝己のヒーローネームを知らないのでネタバレになってしまうため注意喚起した方いいですよ。 (2022年3月9日 8時) (レス) id: 0953f1e7f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆた(プロフ) - わ かさん» ゆたさん…？ひえええありがとうございます！！！！続編とか！！！ (2021年9月14日 20時) (レス) id: acb47aa965 (このIDを非表示/違反報告)
わ か(プロフ) - 毎日ゆたさんのシリーズ読んでます！！！爆豪くんの小説待ってます（続編とか）大好きです！！！ (2021年9月14日 18時) (レス) id: 4f32928b5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆた
| 作成日時：2021年5月31日 19時
