スノの女の子～Another story～ (ページ6)

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悩みページ6

Aside

……寝れない。

さっきは咄嗟に気付かない鈍感なフリをしたけど、さすがに25歳の女が告白がわからない訳がない。

めめ、ごめんね？
もう、メンバー内の恋愛はしないって決めたの。二度とあんな思いをしたくないから……

そう色々考えているうちに、ライブの疲れもあっていつのまにか寝てしまった。

目黒side

～～♪♪

スマホのアラームが鳴り、朝だと気付く。
……いつのまにか寝てたわ。

隣のベッドを見ると、まだAが幸せそうに寝てる。あ、朝弱いんだっけな。笑
この寝顔が俺だけのものになればいいのにと思いつつ、身支度を始める。

今日はライブ最終日だし、気合い入れてかないと。

途中で全く起きる気配のないAを叩き起こし、なんとか集合時間に間に合った。

深「お、やっときた。結構ギリだぞ？笑」

目「こいつ全く起きないんすよ笑」

ラ「Aちゃん目開いてないじゃん笑笑」

『だって、蓮が起こすの遅いんだもーん。』

A、目黒以外「…え？」

『ん？』

渡「ちょ、何？なんで名前で呼んでんの？」

深「え、お前ら一晩の間になんかあったとか…？」

Aが急に俺のことを蓮と呼んだことにより疑いの目を向けられる俺ら。

『名前で呼んで？って頼み込まれちゃったら断れなくて。笑』

そうAが弁明するものの、照くん、ふっかさん、しょっぴーは納得してない様子。

向「じゃあ俺も頼めば名前で呼んでくれるん！？」

ラ「僕も！？」

『いや、あなた達は元々名前で呼んでるじゃん笑』

向井、ラウ「あ、そっか笑笑」

場が和み始めたところで、リハが始まるとスタッフさんから声がかかった。

まあ、元彼はさっきの納得いかない顔してた3人の誰かだろうなと思いつつ、仕事モードに頭を切り替えた。

Aside

無事にライブも終了し、打ち上げも終わった。

元々、最終の新幹線には間に合わない為、もう一泊してから東京に戻る事になっていた。

佐「じゃあー、今日はどんな部屋割りになるかなっ！」

『え？昨日と一緒じゃないの？』

ラ「めめだけ2日連続Aちゃんと一緒はずるい！」

向「そーや！公平に今日もじゃんけんや！」

岩「Aは目黒と一緒がいいの？」

『いや、そういう訳じゃないけど… 荷物とかそのまま部屋に置いてきてるしって思って…』

阿「じゃあー、Aが一緒になりたい人と同部屋になればいいんじゃない？」

急に阿部ちゃんがそう言うから一気に私に視線が集まる。