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58. ページ8
麻里 side
メンバーのご飯に誘ってもらって
かえでちゃんと二人で合流する。
隣に座るのはいつもの如く、陣で
でも
いつもと違うのは陣の視線の先
翔吾くんとかえでちゃんの方ずっと見てる。
陣のグラスが空になってたから
ちょっと話し掛けてみたら
案の定、反応は鈍くて
帰り道も
どこかぼーっとしてて
うん、とか返事は返ってくるけど
ほんとに話聞いてるのかどうか…
今日はこのまま陣の家に行くことになったのに
行っていいのかな、とか思ってしまう。
彼女だから気にしなくていいはずなのに
彼女だから気付いてしまう。
今までも何度かあったけど
今日ほど
彼女であることが辛いと思った日は無い
今日かな。
いい彼女を演じてあげよう。
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作者名:右頬笑窪 | 作成日時:2020年5月13日 20時