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慎 side
唯「みなさん、お久しぶりです」
かえでちゃんに会わなくなると、
必然的に唯ちゃんにも会わなくなるわけで。
とにかく何か知ってそうな唯ちゃんに
聞き出そうとした
唯「…かえでのこと、ですよね」
翔平「うん。何か知ってるのなら教えて欲しいなって。」
唯「正直、私も詳しくは知らないんです。でも、皆さんに甘えちゃだめだからって、いつか胸張って会えるように、次会うときまでに強くなるんだ、頑張るんだって。」
少し寂しそうな顔をして笑う唯ちゃん
唯「もうライブ誘っても一緒に来てくれないんです(笑)でも、それぐらい、今、何かに向かって頑張ってるから、かえでのこと応援してあげて下さい。そして…責めないであげてください」
一つ一つ、言葉を選びながら
必死に伝えてくれた
翔平「大丈夫。誰も責めてないよ。」
慎「若干、抜け殻の人はいますけどね(笑)」
まだ少し時間があったから
唯ちゃんと他のことも話した
屈託のない笑顔で話に花を咲かせる唯ちゃん
やっぱりかえでちゃんのこと心配で
俺たちのことも心配してたんだろうな
ちゃんと笑ってくれて良かった
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作者名:右頬笑窪 | 作成日時:2020年5月13日 20時