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64. ページ14
翔吾 side
陣さんの突然の報告と
宣戦布告とも取れる言葉に
家に帰った今でもまだ
動揺と焦りが止まらなくて
一旦考えるのをやめたくて
シャワーを浴びた
髪を乾かしている時だった
インターホンが鳴って
確認すれば…かえで?
こんな時間にどうしたんだろうと思い
ドアを開けた瞬間
翔吾「はーい。どしたっ…えっ?泣いてる?どしたの?」
飛びついてきたかえでは何も言わなくて
ギュウギュウと俺にしがみつくかえでを抱き締め
玄関じゃ寒いから
靴を脱がせ、抱き上げ
リビングまで連れてきた
とりあえずソファーに降ろしたけど
かえでは離れてくれなくて
少し落ち着いてたから
そっと聞いた
翔吾「…大丈夫?…何が、あったん…?」
「じっ陣くんがっ、好きって…キスされてっ…」
翔吾「もうええよ。びっくりしたなぁ」
とにかく抱き締め、頭を撫でた
泣き疲れたのか
俺の腕の中で眠るかえで
いつか、
俺から離れていくんじゃないか
急に、大きな不安に押し潰されそうになった
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作者名:右頬笑窪 | 作成日時:2020年5月13日 20時