ミステリアス Rui ページ16
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私の学年には5人組の陽キャ集団がいる
神谷健太、小森隼、佐野玲於、山本彰吾、与那嶺瑠唯
先生にはタメ口だし、学校サボることもあるし…
別に直接害を与えられたわけじゃないけど
どうしてもこの陽キャ集団を良く思えなくて
なるべく関わらないようにしていた。
ある日のバイト帰り
店長に頼まれた仕事が意外と多くて
終わったのはいつもの時間よりも1時間過ぎていた。
｢23時か。結構遅くなっちゃったな｣
新月の今日には頼りない街灯
そして、
どうやら気の所為ではない、背後からの足音
人間は本当に怖くなると何も出来ないらしい。
だんだんと近付く足音に絶望と諦めを覚えたその瞬間
｢うぉっ、いってぇ！｣
｢女の子が怖がるようなことしちゃダメでしょ｣
後ろを振り向けば、
恐らくさっきまで私をつけていたのであろう黒ずくめの男と
その男の腕を捻りあげる男
街灯に照らされた髪は紫色をしている
｢離せっ！｣
｢二度とこんなことすんな｣
軽く悲鳴をあげながら逃げる男の姿が見えなくなるとこちらを向く紫の男
｢あれ？うちの学校の制服だ｣
さっきまで男の腕を捻りあげていたとは思えないほど
ゆるゆるとした雰囲気で話しかけてくる
そう、その男はまさに
｢よ、よなみね、るい…｣
｢あは、僕のこと知ってたんだ、Aちゃん｣
私の名前を知ってる事なんて気にならないくらい
状況が飲み込めない
｢な、んで、よなみね、るい、が、ここに…？｣
｢ははっ、フルネームなんだ(笑)｣
やっとのことで絞り出た声は、なんとも情けない
｢僕たちのこと、嫌いでしょ？まあ、みんな怖いもんね。あ、僕のことも怖いか。ふふっ｣
驚きで声が出ないのをいいことに、喋り続ける与那嶺瑠唯
｢ずっと気になってたんだ。Aちゃんのこと。
最初は健太が見つけたんだけど、僕たちのこと嫌ってるの丸わかりだったから興味無くしてね(笑)
でも、僕はどうしても気になっちゃって。
ここにいたのはたまたま。山彰の家から帰ってたの。｣
予想外の話になぜか恥ずかしさを感じ、目を逸らしたいのに
あまりにも真剣な眼差しに吸い寄せられ、目を離せない
｢ねぇ、Aちゃん、僕のこと好きになってみない？｣
この日から私は
ミステリアスな紫の魅力に堕ちた
｢瑠唯、最近嬉しそう｣
｢ふふ。堕ちたのは僕の方かもね｣
｢は？｣
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右頬笑窪(プロフ) - はるかさん» そう思って頂けて嬉しいです^^またいつでもコメント･リクエストお待ちしております！ (2020年6月16日 10時) (
レス) id: 2d4b0d6feb (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 右頬笑窪さん、リクエスト書いて頂きありがとうございました！とっても、北人君との微笑ましい雰囲気が出ていて読んでいて気持ちが穏やかになりました！素敵なお話ありがとうございました！ (2020年6月14日 14時) (レス) id: 5a59404731 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 右頬笑窪さん、コメントありがとうございます！とても嬉しいです！ぜひ、よろしくお願い致します！ (2020年6月9日 17時) (レス) id: 5a59404731 (このIDを非表示/違反報告)
右頬笑窪(プロフ) - はるかさん» コメントありがとうございます！リクエストもありがとうございます！構成を練るので少しお時間頂きますが、なるべく早く書けるようにしますね^^ (2020年6月9日 14時) (レス) id: 2d4b0d6feb (このIDを非表示/違反報告)
右頬笑窪(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます^^お互い気をつけていきましょう！皆さんに楽しんで頂けるよう、更新頑張りますね^^ (2020年6月9日 14時) (レス) id: 2d4b0d6feb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：右頬笑窪 | 作成日時：2020年3月18日 9時
