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｢イカレピンクさん、お願いだから思いとどまりやがれ｣
｢決まったことをうだうだうだうだうっせー奴だな｣
｢あ?!うだるに決まってんだろ！｣
現在日曜日の真昼間。
リビングで座って待ってたらいいのに立ち上がりながら言い合いの喧嘩をしている春千夜さんと竜胆くん。
搬入業者の人が困った顔と、本当にここに置いていいのだろうか？という顔を交互にしながらこちらを見てくるので、大丈夫ですよと声をかけようとすると
それすらも嫌なのか、蘭くんが私の口に手を当てて代わりに丁寧に優しく答えてくれる。
＿＿＿＿今、何をしているのかと言うと
｢お前っ…寝込みとか襲ったらあの世行きだからな…｣
｢誰がてめぇなんか襲うかよ｣
｢俺なわけねぇだろ！お前…さてはアホだろピンク｣
｢冗談に決まってんだろ。テメェの頭こそアホだろ｣
春千夜さんが正式に我が家に住むことが決定し、荷物を搬入している最中である。
なぜ住むことが決定したのかと言うと、理由は至って単純なものであって
"一々来るのがめんどくさい。もう住んでるようなもん"
そう春千夜さんが言ったからである。
最初は冗談だと思っていたのに、春千夜さんは有言実行という言葉を忠実に守っているようで
今日の朝、大きな荷物と共にやってくると
この同居が始まる音がしたのだった。
私の気持ちは、と言うと
嬉しい気持ちが5割、恥ずかしい気持ちが4割、喧嘩しないか心配なのが1割である。
毎朝毎夜、春千夜さんが家にいる状況を想像するだけでも私は意味もなく緊張してしまう。
お客様、ではなくなるのだけで他は何も変わりはしないのだ。
それでも私は妙に緊張してしまって今日という日までソワソワして眠ることが出来なかった
｢喧嘩して家壊したら、俺がお前らぶっ潰して勘当するから、いいよな？｣
｢｢ハイ｣｣
好きな人が泊まりに来る、と言うだけでソワソワする日が多かったのに
住むとなると、私物なども沢山置いているということで
家のどこを見ても春千夜さんを感じられるということだ。
欲を言っていいのなら、永遠に出てかないで欲しいとそう願ってしまう。
｢A、緊張してんの？｣
｢へ？！わ、わ、びっくりします…！｣
｢かわい。これからずっと一緒だな？｣
｢春千夜さん…！耳くすぐったいです…！｣
｢あ？聞こえねぇーよ｣
そう言って口角を上げると春千夜さんは私の耳にもっと優しく息をかけるから
私の心臓は一日目にして持ちそうにないのだった。
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マニ。(プロフ) - もむさん» ✉️。この作品凄く面白いです！ (1月14日 11時) (
レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - じろにゃん★さん» ありがとうございますー！！！頑張りますね！これからもよろしくお願いします！！ (1月10日 22時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - うさこさん» あぁぁぁぁぁ……！ありがとうございます！！そんな！嬉しすぎる……！本当にありがとうございます！お返事遅くなってしまいすみませんでした……！！！続き頑張ります！！これからもよろしくお願いします！！！ (1月10日 21時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
じろにゃん★ - 続きを楽しみにしてます！ (1月8日 16時) (レス) id: 2ad09e2f31 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ - 完璧すぎる…(；；)続き待ってます(´；ω；｀)！！ (1月5日 22時) (レス) @page48 id: d68f8df98a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もむ | 作成日時：2023年10月24日 13時
