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竜胆くんたちに、人探しをお願いしてから早1週間が経とうとしていて
毎日進捗状況を2人に聞いても、何故か沈んだ顔をしながら心の準備だけさせてくれと謎のお願いをされてしまう。
私はただ、お礼が言いたいだけでそれ以外は特に何も望んでいないのに。
もしかして凶悪な人だったり？凶暴すぎてあの兄2人でも扱えないような人なのかとか沢山想像してしまう。
蘭くんも竜胆くんも、私の心配を沢山してくれるから私が怪我したらとかそんなことを考えてくれているのかな、なんて
そんなことを思いながらいつも通りの時間にいつも通りの帰路に着いていると
＿＿＿＿いた。
あの日見た、ピンクの色の綺麗な髪の毛顔は見た事がないから分からないけど
後ろ姿でこの人だと思った。
その時の私は、人間違いだったら、とかそんなことは頭になくて
ただ、ありがとうございますと伝えたい一心で
いつもの道から今日初めて外れて、寄り道をしてしまった。
蘭くんと竜胆くんは私の帰宅時間を把握しているから遅れたら沢山電話が来るだろうって
沢山心配させて沢山探させてしまうって分かっていても止まれなくて
｢あっ、あのっ…！｣
｢あ゛？｣
私は久しぶりに全力で走るということをして、必死に申し訳なくもピンク髪さんの服を掴んで声を掛けていた。
｢すみませっ…お礼が…言いたくて…！｣
｢人違い｣
｢ち、違いません…！｣
｢うっせーな、テメェもスクラップにすんぞ｣
そう言って彼は振り返ると私の腕を引き寄せて逃げられないように強く掴み、私の額に
拳銃を当てた。
ドクンと嫌な心臓の音と、冷や汗が止まらなかった。
＿＿＿＿なぁ、そいつ口元に傷の跡無ぇ？
緊急事態で早く逃げろって脳がそう言っているのに
こんな時に思い出してしまったのは竜胆くんの言葉だった。
面倒くさそうに閉じきっている両口脇に、菱形模様の傷跡があって
それがどうしてか私には綺麗と感じてしまって、私の生死を今コントロールしている人の頬に手を当てていた。
｢…綺麗｣
そう呟いて。
今思えば、極めて危険なことをしているのにその時の私は無意識だったのだ。
下手したら私は、スクラップにされていたかもしれないのに。
｢…今この状況で言う言葉かよ｣
｢あ、す、すみませ…｣
間一髪と言っていいのか、彼は銃を持っている手を下げて私を解放してくれる彼。
｢ま、俺に怯まない度胸は認めて話、聞いてやるよ｣
竜胆くん、蘭くん、多分この人優しい人です。
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マニ。(プロフ) - もむさん» ✉️。この作品凄く面白いです！ (1月14日 11時) (
レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - じろにゃん★さん» ありがとうございますー！！！頑張りますね！これからもよろしくお願いします！！ (1月10日 22時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - うさこさん» あぁぁぁぁぁ……！ありがとうございます！！そんな！嬉しすぎる……！本当にありがとうございます！お返事遅くなってしまいすみませんでした……！！！続き頑張ります！！これからもよろしくお願いします！！！ (1月10日 21時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
じろにゃん★ - 続きを楽しみにしてます！ (1月8日 16時) (レス) id: 2ad09e2f31 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ - 完璧すぎる…(；；)続き待ってます(´；ω；｀)！！ (1月5日 22時) (レス) @page48 id: d68f8df98a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もむ | 作成日時：2023年10月24日 13時
