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｢お兄ちゃんは反対です！！！！｣
｢あー、うぜぇー、絶対ぇそう言うと思った。だから内緒にしようって言っただろ。A｣
｢テメェ誰の天使に馴れ馴れしくしてんだよ｣
泳げなくてもいいと言ってくれた春千夜さんのお言葉に甘える形でプールに行く事になりましたが、やはり兄に黙っていくと言うのは後々問題にならないだろうか、と思った私は春千夜さんがすごく嫌な顔をしたのを見て見ぬふりして
兄に説得を試みることに。
｢そろそろ妹離れしろよ、オニーチャン｣
｢っだぁ！……お前にだけはお兄ちゃんと呼ばれたくねぇんだよ！俺は！｣
｢竜胆、俺も｣
竜胆くんが春千夜さんにお兄ちゃんと呼ばれて項垂れてしまう。
実際、彼の方が年下なのだからお兄ちゃんである事実は間違っていないのだけれど
竜胆くんも、蘭くんもすごく嫌がるのは何故なのだろうか。
春千夜さんは恐らく冗談でそう言っているだけだと思うのだけれど。
｢蘭ちゃんは、今回竜胆サイドだからごめんな？A｣
｢蘭くん…だめ？｣
｢……だめ。Aの水着姿見せたくない｣
｢…蘭くん…｣
蘭くんの懸念点、水着姿。
それを見せるのは、私も少し抵抗がある、と言えばいいのか恥ずかしいと思ってしまうのだ。
何せ私が所持している水着は高校の授業で使ったスクール水着だから。
可愛いとは言い難い。
｢スクール水着だから？｣
｢ん？｣
｢は？｣
｢A!?｣
カリスマ兄弟の妹のセンス皆無、なんて噂が出たら恥ずかしいと感じてしまうからだろうかと思った私は率直に聞いてみると
全員呆けた顔で私を見て、蘭くんと春千夜さんが同時に笑い出した。
ウケを狙ったボケではなかったのに予想以上に笑うから戸惑ってしまう。
｢お前っ、スク水で行こうとしてたのかよっ……！｣
｢A、スク水は色んな意味で絶対却下、ね？｣
年齢詐称をする訳でもないし、スクール水着だからって料金を安くして欲しいとかそういう要望は無いのに兄達は絶対だめだと圧をかけてきた。
｢俺はスクール水着でもいいけど？｣
｢まず、テメェとプール行かせるわけねぇだろ｣
そしてこの話し合いは結局決着が着くことは次の日になっても無く
妥協案として提示された、兄たちもプールに同行。によって私は春千夜さんとプールに行けることになった。
｢マジでスクール水着？｣
｢それしかありませんし……｣
｢お前、本当に変な女｣
変な女と言いながら私の頭を撫でて笑う春千夜さんに私の心臓はまたうるさくなった。
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マニ。(プロフ) - もむさん» ✉️。この作品凄く面白いです！ (1月14日 11時) (
レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - じろにゃん★さん» ありがとうございますー！！！頑張りますね！これからもよろしくお願いします！！ (1月10日 22時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - うさこさん» あぁぁぁぁぁ……！ありがとうございます！！そんな！嬉しすぎる……！本当にありがとうございます！お返事遅くなってしまいすみませんでした……！！！続き頑張ります！！これからもよろしくお願いします！！！ (1月10日 21時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
じろにゃん★ - 続きを楽しみにしてます！ (1月8日 16時) (レス) id: 2ad09e2f31 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ - 完璧すぎる…(；；)続き待ってます(´；ω；｀)！！ (1月5日 22時) (レス) @page48 id: d68f8df98a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もむ | 作成日時：2023年10月24日 13時
