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今日は三途さんに会えるだろうかと最近は日課になりつつある三途さん居るか、居ないかゲームを勝手にしていると、居ないことを知らせるみたいに空から大粒の雨が降ってきてしまった。
降水確率40%、60％の確率で晴れるとアナウンサーの人が朝のニュースで言っているのを小耳にはさんでそれを信じた私は傘を家に置いてきてしまった。
これでは会社を出られない。
｢天気予報の嘘つき｣
雷が遠くの方から聞こえてきて身体が震える。
25にもなって恥ずかしい限りであるが、私は雷の音が光が苦手だ。
｢りんどー、おまえ、へそだしてるとかみなりさまにとられるぞ｣
何気なく蘭くんが竜胆くんをからかうために言ったこの話も怖かったのを覚えている。
光でやって来て、音で取っていくんだって言われて、泣くのを堪えている竜胆くんを見て、かっこいい竜胆くんが怖いもの相当怖いのではないかと勘違いから始まる妄想が止まらなくて
｢っ…ふえっ…｣
｢A！？Aはいいこだから、かみなりさまこないよ。らんちゃんまもってあげるからなぁー？｣
｢りんどーも！Aまもってやる！｣
｢りんどうくんのっ、おへそとられたらどぉしよぉー！｣
それを今でも信じている訳では無いけど、あの話から何年経っても雷を克服ふることはできなかった。
だから、雷が来たら私は確実に帰ることが出来ない。
ﾌﾞ-ｯﾌﾞ-とポケットの中に入っている私のスマホが震えると、ディスプレイ
には"灰谷蘭"の文字。
｢蘭くん？｣
｢A迎えに行くから待ってられるか？｣
｢うん、待ってら＿＿＿＿｣
｢残念、無理でしたー。シスコン兄貴、Aチャンは俺が送るからご心配なくー｣
｢…三途さん＿＿＿＿?!｣
会社の入口で背を向けて電話をしていたせいで、まさか自分のところに人が
しかも、三途さんが近づいてきていることに気づくことが出来ずに
そして、三途さんは私のスマホを耳から奪って息が耳に掛かってしまう距離で蘭くんと話し出した。
三途さんの低い声が耳元に響く度に擽ったくて心臓が否が応でも反応してしまう。
落ち着いて静まって欲しいと脳に語りかけても脳は全く言うことを聞いてはくれない。
困ってしまう。自分の身体なのに、自分で制御できていないのだから。
｢わかったっつの、触んねぇよ。シスコンも大概にしねぇと嫌われんぞ｣
制御できるはずがない。
蘭くんに触らないと言っている傍から、私の頬を優しい力で触って、髪を撫でたり、口と違う行動をして、私と目が合えば意地悪く口角を上げて
こんな事されて、冷静でいられる方がおかしい。
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マニ。(プロフ) - もむさん» ✉️。この作品凄く面白いです！ (1月14日 11時) (
レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - じろにゃん★さん» ありがとうございますー！！！頑張りますね！これからもよろしくお願いします！！ (1月10日 22時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - うさこさん» あぁぁぁぁぁ……！ありがとうございます！！そんな！嬉しすぎる……！本当にありがとうございます！お返事遅くなってしまいすみませんでした……！！！続き頑張ります！！これからもよろしくお願いします！！！ (1月10日 21時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
じろにゃん★ - 続きを楽しみにしてます！ (1月8日 16時) (レス) id: 2ad09e2f31 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ - 完璧すぎる…(；；)続き待ってます(´；ω；｀)！！ (1月5日 22時) (レス) @page48 id: d68f8df98a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もむ | 作成日時：2023年10月24日 13時
