【東京リベンジャーズ】俺の心を離さないあの子が可愛すぎる

19 松野千冬side ページ19

｢なぁ、王子様って何の話だよ｣

｢聞いて驚けタケミっち！！！俺はな！マイエンジェルAちゃんに！！｣

｢お前Aさんいない時そんな呼び方してんの…！？引くぞ…!?!｣

｢うっせー！！！！いいんだよ！！！マイエンジェルだし！｣






俺はタケミっちにかくかくしかじかで説明した。



これ以上は俺の理性パロメータが破壊されそうなこと

手を出してしまう前に告白してぇこと。




そして！俺が王子様と呼ばれたこと！！！！！！





｢なぁ、それだけ聞くとよ、Aさんと、千冬両想いじゃね？？？｣



｢は？ナニイッテンダヨ｣



｢いや、マジな話！！嫌いな奴に抱きつかねぇだろ？んな事で泣くわけもねぇし、王子なんて言わなくね？｣


｢…確かに。いや、でも待ってくれタケミっち｣






こう、なんというか、好きなアイドルみたいな好きとかじゃないだろうか。


きゃー！！みたいな。


俺、自分で言うのなんだけど…イケてる部類だと思いたいし…





｢あーーーーー！もうめんっどくせー！！！！！｣


｢は？なんだよ！ダチがこんなに悩んでんのに！｣


｢直接本人に聞け！！！！｣


｢聞けてたらこんな決起集会してねぇーわ！！！！｣





ｸｿｯ…俺の最後の砦、タケミっちなんだぞ。


お前は最重要ポジションにいるんだっての！！！！





｢よし、今からヒナん家来い｣

｢は？｣

｢こういうのは女子の意見聞こーぜ。野郎二人なんて…無理だ｣

｢…タケミっ…｣

｢だけどな！！！！ヒナの隣には座んなよ！？！｣

｢お前…お前の独占欲もスゲェな｣

｢当たり前だろ！好きなんだから！｣





威嚇してる花垣武道の隣を歩くこと数分。

流石にヒナちゃんの部屋に入るのは忍びなくて、リビングで話を聞いてもらうことに。





｢って感じで…俺はもう、告りてぇって言うか…｣

｢ヒナは、当たって砕けちゃえ！って思うけど…｣





ヒナちゃん、まさかの当たって砕けろ思考の人だった!!!!




｢Aには秘密にして欲しいんだけどね？｣








＿＿＿＿千冬くんの周りには沢山女の子がいるんじゃないかって不安になってたよ。









…マジで？


え？いや、ほんと？？？？


話しかけてくるやつはいるけど、まともに返したことねぇよ。

昼は場地さんと食って、それ以外の時間もサボってる時もあるし


つか、それ








｢嫉妬…！？｣


｢さぁー？あとは本人に聞いてみたら？｣





可愛すぎ


可愛すぎる。


俺の、俺のマイエンジェルが、可愛すぎる。

20 松野千冬side→←18 松野千冬side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す