【東京リベンジャーズ】俺の心を離さないあの子が可愛すぎる

02 松野千冬side ページ2

名前はAAちゃん。



はいはい、知ってました知ってました。



名前も可愛すぎるってね。




そして俺の素晴らしい努力を見せたい。


え？誰に？


いや、俺自身に。






｢千冬くんと、圭介くんは同じ学校で、圭介くんは……んふふふふ、留年｣









はい、千冬くん呼び頂いてます。








俺まじ頑張ったもん。

まずは人見知りを無くすために沢山話しかけた。

そこでしつこくはしない。

嫌われたら俺の初恋。ジ・エンドだから。



そうした努力の末、勝ち取った千冬くん呼び



1時間で、普通に話せるくらいにまで成長。



はい、俺泣きますね。







｢あ！パパ上がお迎えに来たから、私帰るね！じゃあね！圭介くん！また、どこかで会えたら、ね？千冬くん｣





はい、ストップ。


お父さんの呼び方パパ上？え、なにそれもう、無理なんだけど。


俺の心キャパオーバーするんだけど

可愛さフォルダが重すぎてSDに移さないと容量満タンになるんだけど




しかも何その、俺の時だけ少しぎこちない感じ……！！









｢場地さん｣


｢あー？｣


｢叫びてぇっす｣


｢は？頭打ったか｣


｢Aちゃん……可愛すぎる……！！！｣






｢……ここに居たわ。物好き｣







場地さんに情報提供してもらったところ


問題発生。

まず、場地さんの家に来ることは、滅多にない。



そりゃそう、俺毎日通ってても知らなかったし。






｢かぁちゃんが、勉強見てくれって呼んだんだよ今日はな｣






場地さん留年から数ヶ月しか経っていないのに

既に留年が危ういということなら納得もできる。







｢俺らと同じ学校じゃないっすよね？｣


｢あん？おー。確か、あいつ、花垣と同じ｣


｢え！？！まじすか！？！｣






許すまじタケミっちめ。

いや、嫁がいるとはいえ、俺の大天使と同じ空気を吸ってるなんて……！！！








｢Aは、まぁ、めんどくせーからやめとけ｣

｢場地さん｣

｢あー？｣

｢俺、アクセル全開すぎて止まれないっす｣





面倒臭いとは、わがままとかか？

なら大歓迎すぎる。


好きな子のわがまま聞きてぇし


きっと、Aちゃんは嬉しそうな顔で、ありがとうって言いそうで




そんな顔も










｢ニヤニヤすんなよ……あんなののどこがいいんだか｣


｢俺の天使ですから！！｣










ぜってー可愛い。




やば、Aちゃんに会いたすぎる。

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