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＿＿＿＿目覚めたら朝でした。
記憶が全くもって無い、あぁ、なんだ夢だったのか
そんなことを思いながらスマホを付けると、日付は進んでいた。
私の頭の中は、今まさに混乱を極めている。
どうやって家に帰って寝たのか、そして千切くんに仲良くしようと言われたのは夢なのか現実なのか。
そもそもの問題、私は昨日という夢を見ていただけで、本当は昨日なんて過ごしていないのではないか。
私が？千切くんと？お話した？
いや、格が違いすぎる。王子と平民、ロミジュリの展開すら起きない関係値の私達が交わる訳……
｢ちーす、A｣
あっ、何そのキラキラした笑顔、美しい髪に今日も完璧な顔面。
誰に向けられているのかしら、王子。
誰の名前を呼んでくれているの！？王子！！！
｢ありゃ、また動かなくなっちった？おーい｣
落ち着いて、落ち着くのだ私。
今私の顔面の前で手をヒラヒラさせてくれているのは紛れもない千切くん。
ということは、今私の名前を呼んでくださったのも千切くん？
挨拶して隣に座ってくれてるのも千切くん!?!
千切くんの声より自分の心臓の音が大きすぎて何も声が入ってこない。
折角の千切くんという王子が隣にいて話しかけてくれているのに？どうして私は私と会話しているのだろうか。
否、これは致し方ないこと。
憧れ且つ好きな人との距離が爆速で縮まってたら、緊張するに決まってる。
むしろこれは、声出したらなんか、朝ごはん出そう。
｢うわ、珍し、お嬢が時間通りに＿＿＿＿｣
｢國神、Aが動かねぇ｣
｢あ？ロボットじゃねぇんだ＿＿＿＿待て、今コイツのこと名前で呼んだか｣
｢おう。何？変？｣
國神くん、君の脳内に直接話しかけたい。
そうなんだ、そこなんだよ。
千切くんが私の名を呼ぶイベが発生中なの。
嬉しすぎて声出ないし緊張しすぎて身体に不調が見られているの。
ありえないと思ってるでしょ？私もありえないと思ってるからね。
昨日の勘違いから？何故に？この距離感？Why？ってなるよね？
｢悪ぃ、A借りる｣
｢？おう、返せよー。｣
返せって……間接的に千切くんのものみたいなニュアンスを感じるこの幸福感で私命日なのかってくらい自分が心配になってしまう。
｢何があった｣
｢待って！？それ私が聞きたい！何があったの？どうして私は千切くんと会話しているの？｣
｢いや、会話はしてねぇだろ。お前ずっと菩薩みてぇな顔して黙ってたし｣
｢……口開いたら…朝ごはん全部出しそうで……｣
これは夢なのかと問うと、軽く私を小突いた國神サン。
なんとこれは夢じゃないようだ。
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ゆい - こんな素敵な小説初めて読みました。続きが超超超楽しみです！何だかもう生きる励みになります…🥲これからも応援してます！！ (2月4日 7時) (
レス) id: 2a419589a1 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - あぽろさん» わぁー！！！ありがとうございます！！めっちゃ嬉しいです！これからもゆっくり更新することになりますがよろしくお願いいたします!!!! (1月5日 22時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
あぽろ - この小説大好きです！！キュンキュンしまくりでスクロールする手が止まりません！これからも頑張ってください！！💗 (1月4日 0時) (レス) @page13 id: 60a5994a82 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - ちささん» ちささん！ありがとうございます！前作から……！嬉しいの極みです！！！！不定期更新で申し訳ありませんが千切の魅力、頑張って出せるように頑張ります！これからもよろしくお願いします！ (12月13日 14時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 「青春とは、恋愛である。」からきました！前作もすごく好きなのですが、なにせ千切くん推しなもので、すごく楽しみです…！現時点でもう大好きです！！更新楽しみに待ってます！ (12月12日 3時) (レス) id: 3ee6d9cd32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もむ | 作成日時：2023年12月11日 23時
