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みんなを集め今日使った花を並べる。みんな不思議そうな顔をした。
「何するんですか花野P」
みんな興味津々にあたしを見ている。
深呼吸して少し沈黙した後意を決して言葉を紡いだ。
「用意した花には実は共通点があります。」
「そうなの？」
「突然のクイズ？」
「はい、その共通点とはなんでしょう。」
口々に「全部バラバラじゃない？」「全部キク科とか？」などと話し合いをした後
「降参」
とあたしを見た。
「今日であたしがQKに加入して1年なんです。」
「え〜！もうそんなに経つ！」
「早いね〜！」
「それと花とは何の関係が？」
そう、あたしは今日どうしてもみんなに伝えたいことがあるのだ。
「…花言葉です。あたしは気持ちを言葉で伝えるのが苦手なので花の力を借りたいと思います。」
するとみんなが真剣にあたしの言葉に耳を傾けてくれた。
「用意した花に共通する花言葉は『感謝』です。」
手前の薄紫のトルコキキョウを手に取る。
「この花は感謝の他に『希望』『思いやり』という意味もあるんです。色々抱え込んでひとりぼっちだったあたしに皆さんは思いやりを持って接してくれて、希望を与えてくれました。」
次はカンパニュラ。
「これは『誠実』。あたしは無愛想で言葉も多くないです。それでもまっすぐ向き合ってあたしを理解しようとしてくれて本当に嬉しかったです。」
次はピンクのガーベラ。
「これには『常に前進する』という意味があります。勉強熱心で、妥協をしない皆さんの姿勢は尊敬しています。」
そして、ダリアとカスミソウ。
「ダリアは『豊かな愛情』、カスミソウは『幸福』です。皆さんと同じように豊かな愛情で、素敵でかけがえのない皆さんの幸福を願って、花を選びました。いつもありがとう、これからもよろしくお願いします。」
逆にちょっと臭い演出だったかな、と思い顔を上げると、みんなじっとあたしを見つめたまま動かなかった。
え、どうしよう、臭すぎて引いた？
すると伊沢さんは少し目頭を押さえて「それはズルいよ…」と呟いた。
「俺たちの方こそAちゃんには感謝してるよ。」
「そうやって君は俺たちの心を鷲掴みにしていくんだね…」
またいつものように頭をめちゃめちゃに撫でられて、乱れた髪の毛はふくらさんに直してもらった。
「Aちゃん、QKに来てくれてありがとう。」
伊沢さんに言われてあたしも微笑む。
「俺正直ちょっと泣いたよ。」
と、最後に須貝さんがみんなを笑わせてくれた。
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なぁ(プロフ) - 咲良さん» そう言って頂けると嬉しいです。ありがとうございます、楽しみにしています！ (2019年2月19日 21時) (
レス) id: 14a8b3f8b0 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - なぁさん» いえ、とても素敵なテーマです、是非考えさせて下さい。せっかくだし川上さんオンリーからみんな目線も考えてみたいので、短編集などで登場させたいと思います！本当にありがたいお話です！ (2019年2月19日 21時) (レス) id: e819abafbc (このIDを非表示/違反報告)
なぁ(プロフ) - よくよく考えずとも、お返事頂けた嬉しさで調子に乗っておりました…。いつかの機会に、気が向いたら程度に思ってください。すみませんでした…！ (2019年2月19日 17時) (レス) id: 14a8b3f8b0 (このIDを非表示/違反報告)
なぁ(プロフ) - 咲良さん» ご検討有難うございます！こちらこそ、図々しくすみません。むしろ、別作品なんて良いのでしょうか？？泣いて喜ぶんですが…(；・∀・) (2019年2月19日 13時) (レス) id: 14a8b3f8b0 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - なぁさん» ごめんなさい、前言撤回します。いただいたテーマ、私の文章力では1話にとどめられそうにありません。また別の作品として描かせていただくことは可能ですか？ (2019年2月19日 0時) (レス) id: e819abafbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲良 | 作成日時：2018年11月24日 20時
