EVERYDAY COM．2【コムドット短編集】

． ページ43

sideゆうた

今日は文化祭
俺たちのクラスは軽いフリーマーケットをすることに
意外と好評で思っていたよりも早く終わった
丁度終わったぐらいのタイミングでひゅうがとやまとに
声をかけられる



や「なんか3組にバカ可愛いメイドがいるらしいぜ」
ひ「ゆうた、一緒に行かね？」
ゆた「3組か…、行くわ」



3組はAのクラスだ
コスプレ喫茶をするらしく、Aは裏方をすると聞いていた
俺は午後から一緒に回るかぁと呑気に考えていた
3組の教室に入ればそこにはミニ丈のメイド服姿のA
俺は迷わずAの腕を掴み、ある場所へ
…空き教室
ここの教室は文化祭中、立ち入り禁止になっている為、誰も来ない



『ねぇ、ゆうた！』
ゆた「何」
『何じゃないよ、ここ立ち入り禁止でしょ』
ゆた「わかってる」
『じゃあ、なんで…っ！』



俺はうるさい口を自分の口で塞いだ
口を離すと目を丸くして驚いているA
…可愛い
次第に顔が赤くなっていく



『と、とにかく！
なんんでここに来たの？』



我に帰ったようにそう俺に聞いた
…こいつわかってねぇのか
ミニ丈のメイド服に細くて白い脚、綺麗な肌、クリクリの瞳、可愛いにも程があるだろ
他のやつらになんか見せたくない
俺にだけで十分だ
端のほうに並べられている机にジリジリとAを追い詰める



『…ゆうた？』
ゆた「…可愛いすぎるお前が悪い」
『んっ…』



その可愛すぎるAの口を再び塞いだ

左手は　amugiri→←可愛すぎるお前が悪い　yuta

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