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音がした方を見れば、そこには制服姿のひゅうが
まだみんなは部活をしている
なぜお前がここにいるんだ…ひゅうがよ…
ひ「帰るぞ」
『部活は？いいの？』
ひ「体調が悪いから休むって言ってきた」
『…大嘘つき』
ひ「お前には言われたくねぇ」
本当に他愛のない話をしながら歩く
久しぶりにひゅうがと沢山話せて嬉しい
ひゅうがが唐突に真剣な顔になる
ひ「まだ女子力上げしてんの？」
急にそう切り出された
なんだと思いつつ、平然を装いながら答える
『してるけど…、どうしたの？』
ひ「…もうやめたほうがいいんじゃね？」
『…なんで？』
ひゅうががなんでそう言うのか私には何もわからなかった
女子力を上げようが上げまいが私の勝手
ひゅうがにどうこう言われる筋合いは無い
ひ「もう十分だろ
お前にもう色気なんて必要ねぇよ
しかも、お前知ってんの？」
『…何を？』
ひ「クラスの男、ほとんどお前狙いだよ」
『…え』
そんなこと全然知らない私なんかにモテ期なんて来ないと思ってたし
…でも、私はみんなにモテるために女子力を上げているんじゃない
ひゅうがに少しでも見てもらいたくて、少しでも女子として見てもらいたくて始めたんだ
ひゅうがが何も思っていないのなら何も意味が無い
ひ「…それ以上可愛くなるのやめて」
『…へ？』
ひ「これ以上お前のこと好きにさせんな」
ほんのりと頬を赤くしながら、彼はそう言った
予想外すぎる言葉に頭がうまく回ってくれない
…ひゅうがが私のことを好き？
何かの聞き間違いか…？
『…どう言うこと？』
私はどうにか言葉を絞り出した
するとぽかんとするパッチリ二重の顔
小さく息を吐いて、再び真剣な顔に
ひ「小さい頃からずっとAのことが好きだ
中学生になってから自分の気持ちに気づいて
どう言うふうに接したら良いのかよく分かんなくなって、素っ気なくするしか無かった
Aが俺のこと好きじゃ無いのは分かってる
気持ちだけでも伝えたくてさ、今日こんな約束取り付けた
ごめん、嫌だったよな
もう暗いし、家まで送る」
ひゅうがの言葉を聞いて私は少し腹が立った
だって…
『…私の気持ち聞いてないじゃん』
ひ「だからAは俺のこと好きじゃ無いだろって」
『勝手に私の気持ち決めないでよ…』
私よりも身長が30ｾﾝﾁも高いひゅうがに抱きついた
もう離さない、そう言うように抱きしめる力を強める
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ゆ(プロフ) - ありがとうございます！めちゃくちゃかわいかったです！！ゆうたくんの「しょうがないな…」にきゅんきゅんしました！ (2022年1月26日 3時) (
レス) @page33 id: eb377cbad2 (このIDを非表示/違反報告)
一葵(プロフ) - うわ、、やり取りが2人らしくて最高ですありがとうございます！！ (2022年1月25日 17時) (レス) id: 4eff51b9d4 (このIDを非表示/違反報告)
一葵(プロフ) - ありがとうございます！読みます！ (2022年1月25日 17時) (レス) id: 4eff51b9d4 (このIDを非表示/違反報告)
your-ゆあ-(プロフ) - ゆさん» お話更新させて頂きました！読んでいただけると嬉しいです！ (2022年1月25日 15時) (レス) id: 8b2005ea54 (このIDを非表示/違反報告)
your-ゆあ-(プロフ) - 一葵さん» 遅くなってしまってすみません！お話更新させて頂きました！ (2022年1月24日 12時) (レス) id: 8b2005ea54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：your-ゆあ- x他1人 | 作成日時：2021年12月30日 13時
