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初めての ページ7

日高光啓(29) AA(25)

●A

今日は初めてのソロライブの初日
10年間「AAA」として活動している中で培ってきたものを他の場所でも生かしたい
そんな気持ちで一年前にソロデビュー
一年を通して色々な曲を出したり、ソロ名義でイベントに出たりもした
もちろん心ない言葉をかけられたことも
その時もファンの皆んなに助けられた
皆んなにお返しがしたい
がむしゃらに走ってきた一年
今までの成果を今日出すんだ
そう考え出すと心臓が大きく脈打ち始める

『緊張してきちゃった…』
?「そういう気持ちも大切だと思うぜ?」
『わっ、だ、だっちゃんか…』
光「Aがチケットくれたから行かなきゃと思ってさ」
『ありがとう
なんか余計緊張してきた気がするw』
光「それはごめんw」

少し話してたらスタッフさんの声が

ス「Aちゃーん
そろそろ本番だよー」
『あ、はーい!
ごめんね、行ってくる!
ありがとう、だっちゃん!』
光「俺は何もしてないよw
ファンのみんなと一緒に楽しむよ」
『うん!』

ひらひらと手を振り、私はリハと同じ位置に着く
不思議ともう体に力は入っていなかった
見慣れたライトが光り、曲のイントロが流れる
何も怖くなんてなかった

〜2時間半後〜

「「「ありがとうございました!」」」

ダンサーのみんなと手を繋ぎ、深く礼をし、裏に入った
するとスルリと解ける緊張の糸
皆んなから拍手され、一人一人に目線を向け礼をする
ダンサーのみんなにお菓子と私とお揃いのTシャツをプレゼント
すごく喜んでくれてこっちも自然に笑顔になる
私服に着替え、みんなにお礼とまたねを言い、外に出た
んーと伸びをすると後ろからあの人の声

?「お疲れ」
『だっちゃん!
全然疲れてないよ、ファンのみんなに会えたんだもん』
光「確かに
俺、感動した」
『ほんと?』
光「おう
こーんなに小さかったAが、ステージに1人で立ってんだもん」
『そんなに小さくなかったですー』

賑やかな街を、2人で歩く
バレてしまうかと思ったが、意外とそんなこともなく、個室がある居酒屋に入った

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作者名:your-ゆあ- | 作成日時:2021年7月22日 22時

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