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22時。
コンコンというノックの音と
共にそっと開くドア。
「おつかれさまです。」
西「起きてたの?」
朝よりも顔色よくなったねと
私のおでこに手を当てる西島さん。
西「調子は?」
「もう、だいぶいいです。
明日から仕事行きたいくらいです。」
西「まだだめ。
ちゃんとご飯食べれるように
なったらね。」
優しく微笑む西島さんに
キュンとする。
「仕事始め、
困ったことなかったですか?
マネージャーなのに、何もできなくて
すみません。」
そう言うと、
西「そんなの、いーよ。
早く良くなって戻ってきてくれれば
それでよし。」
と頭をくしゃくしゃと撫でてくれる。
でも、なんとなく。
なんとなく、様子がおかしい西島さん。
「西島さん。
何かありました?」
西「えっ?
なんで?」
「なんとなくです…。
話したくないなら、
無理に聞きませんけど。」
顔を曇らせた西島さん。
その様子から私にとってもいい話じゃないことがわかる。
西「今日、実彩子と、
リーダーと話した。」
「そう…ですか。」
西「実彩子が
別れたくないって、
AAA辞めるって言ったりして。
本気じゃないと思うけどさ、
まさか、
そこまで言うとは思ってなかった。」
実彩子さん…。
私に隆弘を渡さないと言ったあの表情を思い出した。
どうしたら、いいのだろう。
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リリィ(プロフ) - ちゃんうめさん» ちゃんうめさん。コメントありがとうございます!温かいコメント頂いてとても嬉しく、こちらこそ感謝です☆ (2018年5月21日 19時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - 由希さん» 由希さん、ありがとうございます!やっと続き書き始めました!引き続き楽しんで頂けたら嬉しいです。 (2018年5月21日 19時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - りんさん» りんさん、ありがとうございます!すっごく嬉しいです。続編、書き始めたのでよかったら引き続きよろしくお願いします! (2018年5月21日 19時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - いろんな方の小説がある中で、やっぱりこの話が1番大好きです本当に( ; ; ) ずっとずっと読み続けたいです…お話楽しみにしてますね! (2018年5月17日 21時) (レス) id: 76f9ce82a3 (このIDを非表示/違反報告)
由希(プロフ) - 4終了お疲れ様です。続き楽しみに待ってます (2018年5月16日 23時) (レス) id: ec5f86864e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リリィ | 作成日時:2018年4月14日 21時