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158 side Nissy ページ8

次の日、
リーダーと実彩子と話し合うことになっていた。


集合場所に向かうとリーダーと実彩子と、千晃がいた。


千「宇野ちゃんに、話聞いた。
だから、私達も同席する。」

不思議そうな顔をした俺に、
千晃がそう言った。


話は全然まとまらない。


西「俺は、実彩子とやり直すつもりはない。」


千「宇野ちゃんのこと、どうしても許せない?」


西「許す許さないじゃなくて、
もう、そういう気持ちが持てない。」


黙って俯いてる実彩子。


浦「宇野ちゃんは?
どうなの?」


実「私は、別れたくない。

遥斗くんとはもう会わない。
寂しくても、我慢する。
ワガママも言わない。
だから、私のそばにいてほしい。」


俯いたまま、そう言った実彩子。


千「にっしー。
どうしても、だめかな?」


西「俺、好きな子がいる。
だから、無理だ。

たとえ、それがなくても無理だ。」


千晃のとなりで実彩子が泣き出した。


千「もう会わないって言ってるから…。
宇野ちゃんのこと信じてあげて。」


信じる…?
どうやって?


西「じゃあ、千晃はっ…!
1年も自分を裏切ってた相手を
もう一度、信じられる?

自分の友達と寝てた相手と、
抱き合えるか?」


千「…っ!」


浦「俺は無理だな…。」


実「…じゃあ。
私と別れて、あの子と付き合うの?
そんなの嫌っ。絶対に嫌っ。

そんなことになるくらいなら、
AAA辞めるっ!」


実彩子のその言葉に、
リーダーが怒りを顕にする。


浦「ふざけんな!

そんな簡単に辞めるって言うな。」


うわっーっと、泣き出した実彩子。
何も言えずに実彩子を見つめる千晃。
頭を抱えるリーダー。


結局俺と実彩子の気持ちは、
平行線のまま、
その日の仕事が始まった。


みんな、微妙な空気を感じてるだろうに、
何も言わない。


俺が、実彩子とやり直すって言えば、
すべて収まる。
でも…。


そんな葛藤を抱えたまま、
なんとかその日の仕事を終えた。

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作品ジャンル:恋愛
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リリィ(プロフ) - ちゃんうめさん» ちゃんうめさん。コメントありがとうございます!温かいコメント頂いてとても嬉しく、こちらこそ感謝です☆ (2018年5月21日 19時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - 由希さん» 由希さん、ありがとうございます!やっと続き書き始めました!引き続き楽しんで頂けたら嬉しいです。 (2018年5月21日 19時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - りんさん» りんさん、ありがとうございます!すっごく嬉しいです。続編、書き始めたのでよかったら引き続きよろしくお願いします! (2018年5月21日 19時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - いろんな方の小説がある中で、やっぱりこの話が1番大好きです本当に( ; ; ) ずっとずっと読み続けたいです…お話楽しみにしてますね! (2018年5月17日 21時) (レス) id: 76f9ce82a3 (このIDを非表示/違反報告)
由希(プロフ) - 4終了お疲れ様です。続き楽しみに待ってます (2018年5月16日 23時) (レス) id: ec5f86864e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リリィ | 作成日時:2018年4月14日 21時

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