大好きな人は。4

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ただのマネージャーに、
そんな態度とらないよね？
でも、実彩子さんがいるのに…、
って言う亮介くん。


「私ね、
叶わなくていいって思ってた。

一番近くで、
彼を支えることができればそれでいいって。」


今までと変わらない、
そう思ってたのに、
想いを伝えてしまったあとには
こんなに辛いだなんて思わなかった。


どんどん流れてくる涙をゴシゴシと手でぬぐっていると、


花「俺、今のままのるりちゃんを受け入れるよ。

魔法使いには勝てないかもしれないけど、
人間の男の中では一番になりたい。

るりちゃんの気持ちが俺にないことは
わかってる。

でも、俺なら、
こんな辛い涙、流させたりしない。

特別なことはないかもしれないけど、
普通の幸せをあげられる。」


「亮介くん…。」


まぁ、返事は急がないから、
そう言った亮介くんが車を停めたのは
ファミレスの駐車場。


花「とりあえず、
ご飯、一緒に食べよ。」


すぐに返事はいらないよ、
辛くなったら俺のこと頼ってよ、
って。


優しすぎるよ…。


それから、一緒にご飯を食べて、
家まで送ってもらった。



その間、西島さんからの連絡は、
何も、
無かった。


ねぇ、西島さん。

あなたは今何を思っていますか？

私はね、
心が痛くて堪らないのに、
それでも、やっぱりあなたが好きです。


だから、何があっても平気なふりをするよ。

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