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ホントにごめん。
無かったことにされなかったのが、嬉しいのか。
謝られたことが、悲しいのか。
どっちにしても。
もう、忘れようと思っていたことだった。
想い続けるだけでいいと、
心に決めた恋だから。
私の方から、無かったことにしたんだ。
「西島さん。一回自宅に帰るんですよね?
そろそろ出ないと、間に合わないですよ。」
西「本当だ!やべっ。じゃあ、俺行くわ。」
玄関先で、
西「朝飯ありがとな、美味しかった。
あと、速水のすっぴん見たことは、
秘密にしとくー。」
っていたずらっぽく笑う西島さん。
「…、あー!!そうだった!!」
両手で顔を隠しても、もう遅い。
西「20歳でいけるんじゃない?」
と言い、西島さんは笑いながら手を振り部屋を出ていった。
その場に座り込む私。
お風呂入ってそのままだった…。
好きな人にすっぴん…。
最悪だ。
リビングに戻ると、
西島さんが飲んでいたお茶のカップが
テーブルに置いてあって。
ソファに座り、そのカップを見つめる。
私の家で一緒にご飯なんて、
夢みたいな出来事だった。
ひとつひとつ、大切な思い出にしておこう。
「よしっ、私も支度しなくちゃ!」
カップを洗い、仕事に行くための準備に取り掛かった。
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リリィ(プロフ) - オーバーさん» いつもありがとうございます!このあとも楽しんでください☆ (2018年3月27日 20時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - kiymik0919さん» 最高だなんて、嬉しすぎますっ!続きも書き始めたので、そちらもよろしければ読んでやってください☆ (2018年3月27日 20時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - nnnさん» 好きすぎるなんて、ありがとうございます!すごく嬉しいです☆このあとも楽しんでいただけたら嬉しいです! (2018年3月27日 20時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - dencha1130さん» コメントありがとうございます☆すごく嬉しいです!続編も書き始めたのでそちらも楽しんでください☆ (2018年3月27日 20時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
オーバー - もうヤバい!!サイコーです!! (2018年3月26日 14時) (レス) id: 4343d9fd82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リリィ | 作成日時:2018年3月13日 1時