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「ウワーーーーー！！！めっちゃ海綺麗やん！！！！」
海に大喜びのすぎるに引っ張られて行くshu3
その後ろを保護者のようについて行くhacchi
もう冬が始まってると言うのにカラッと晴れた天気
思わず体いっぱいに潮風を吸い込んだ
「海、綺麗だってさ」
「…なによ」
「良かったねうみちゃん」
横でニヤつきながら日傘に身を潜める蘭たん
(日傘さすんかいって突っ込んだら「久々の外だから太陽が体に刺さる」なんてヴァンパイアもどき発言してた)
「すぎるが言ったのは自然の海のことでしょうが、私じゃなくて」
フンっとそっぽを向いたら
私が見えないところで蘭たんが私の手に触れた
少しずつ私の手を開かせると
手のひらになにかが乗っかる
「返す」
蘭たんの言葉に手のひらを見てみれば
男物のネックレス
「それ、お前の兄貴の物なんどけどさ、俺もう持ってる必要無くなったから」
「え、私こそ持ってる必要ないよ」
いいから、そう言って無理矢理私の手を閉じさせると
私の手を掴みながら
「また時が来たらそれを本人に返しに行けばいい。お前の父ちゃんはきっとお前との時間を過ごしたいと思ってるさ」
いつにもなく優しい顔で
いつにもなく優しい声で
「うん、ありがとう」
10年
蘭たんがこのネックレスに込めた気持ちが解き放たれたんだろう
「…すぎる、はしゃいでるね。よっぽど海好きなんだ」
泣きたい気持ちを抑え込むように、3人の方を向いて話を変える
「ね。俺も好きだよ、“うみ”」
視界が蘭たんの持っていた傘に遮られたその瞬間
引き寄せられるように蘭たんと近付いた
何が起きてるかなんて最初分からず
それを理解する頃にはズルい笑顔の蘭たん
「すぎるー、なんか綺麗な貝殻ない？持って帰りたい〜」
私を取り残して3人の方へ行く蘭たん
ここにあるのは放心状態の私と、
微かに残る唇の柔らかい感触とぬくもり
ずるいね、いつも
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温田(プロフ) - くるみさん» くるみさん……！最後まで見ていただきありがとうございます(；；)至らない点ばかりでしたがそう言ってもらえるのは励みになります！！次の作品もよろしくお願いします（大宣伝） (2023年3月19日 7時) (
レス) id: 252a43b257 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！そしてここまでお疲れ様でした！本当に面白くて展開にとてもワクワクしていました！温田さんの物語の書き方がとても好きですこれからも応援しています！！ (2023年3月19日 1時) (レス) @page45 id: 4d19a31029 (このIDを非表示/違反報告)
温田(プロフ) - くるみさん» うわーーーーーん！！くるみさんありがとうございます！！！(；＿；)そろそろ物語も終わりとなりますが、どうぞ最後までよろしくお願いします(；＿；)温田がんばります(っ;ﾍ;c)ｶﾞﾝﾊﾞﾙ (2023年3月16日 1時) (レス) id: 252a43b257 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - 久しぶりにこんなに物語に惹かれる小説を読みました！更新とても楽しみにしております温田さんのペースで無理せず頑張ってください…！ (2023年3月15日 1時) (レス) id: 4d19a31029 (このIDを非表示/違反報告)
温田(プロフ) - あさん» あらま！ありがとうございますソッコウはずしました…！ (2023年3月11日 12時) (レス) id: 252a43b257 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：温田 | 作成日時：2023年3月7日 11時
