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「さて説明してもらいましょうか」
「Aを蘭たんに渡すわけにはいかへんからな」
「全部吐いたら楽になるって分かってるよね」
あれから3人に事情聴取をされている
蘭たんの嘘かもとか
適当な話で空気変えて話を終わらせたのは分かってるはずなのに
「…ありがとうね」
私がそうひと言いうと
3人は肩を落として小さく笑った
「私は大丈夫。家族がヤバいことに手を染めてたことよりも自分が家族のことを知らなすぎることに落ち込んでるだけ」
「まぁ、しゃーないわ。Aも被害者やから」
「蘭たんも下手くそだよな〜。不器用さが俺たちにも可愛いけど」
蘭たんの飲み残したコーヒーを片付けながら
hacchiがそう呟いた
何となく、リビングを後にした蘭たんを追いかけたくなって
着替えてくるついでに
蘭たんの様子を確認したくて
蘭たんの部屋をノックしてノブを回した
「…A？」
扉に背を向けていてもなんで私のことは分かるんだろう
「蘭たん、大丈夫だよ。今私の家族は蘭たんshu3すぎるhacchiの4人だから」
「ダメだろ、こんなのと家族なんて」
振り向いたと思えば眉毛を下げて弱々しく笑う蘭たん
なんだか心がチクチク痛くて
「…ごめん、今だけちょっと甘えさせて」
椅子から立ち上がり開いたままだった扉を閉めると
少し震えた手で私を抱きしめた
「Aのことは俺らが守るから。ずっと怖かった、あいつみたいに俺のせいでAが死んだらって」
「蘭たん、私が誰に鍛えられたと思ってるの？特に蘭たんなんて厳しく私を育てたでしょ」
「消えていなくなるのが怖い」
「いなくならないよ。みんなを残して死ねない」
「強くなってほしいけど俺らのそばにいて俺らに守らせて欲しい、Aに何かあったら…どうすればいいか分からなくて…近づきすぎるのも怖い」
初めて聞いた蘭たんの弱音
ずっとぶっきらぼうで私に冷たく接していたのは蘭たんなりの愛情だったのかもしれない
いつもはドンと構えている蘭たんがまるで少年のように震えるものだから
私の背中に回っている腕に力が入っているものだから
大丈夫だよ、と蘭たんの背中に静かに腕を回した
蘭たんの心の奥深くはあの時で止まっているのかもしれない
私と同じ
2人とも本当はずっとずっと幼いのかもしれない
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温田(プロフ) - くるみさん» くるみさん……！最後まで見ていただきありがとうございます(；；)至らない点ばかりでしたがそう言ってもらえるのは励みになります！！次の作品もよろしくお願いします（大宣伝） (2023年3月19日 7時) (
レス) id: 252a43b257 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！そしてここまでお疲れ様でした！本当に面白くて展開にとてもワクワクしていました！温田さんの物語の書き方がとても好きですこれからも応援しています！！ (2023年3月19日 1時) (レス) @page45 id: 4d19a31029 (このIDを非表示/違反報告)
温田(プロフ) - くるみさん» うわーーーーーん！！くるみさんありがとうございます！！！(；＿；)そろそろ物語も終わりとなりますが、どうぞ最後までよろしくお願いします(；＿；)温田がんばります(っ;ﾍ;c)ｶﾞﾝﾊﾞﾙ (2023年3月16日 1時) (レス) id: 252a43b257 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - 久しぶりにこんなに物語に惹かれる小説を読みました！更新とても楽しみにしております温田さんのペースで無理せず頑張ってください…！ (2023年3月15日 1時) (レス) id: 4d19a31029 (このIDを非表示/違反報告)
温田(プロフ) - あさん» あらま！ありがとうございますソッコウはずしました…！ (2023年3月11日 12時) (レス) id: 252a43b257 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：温田 | 作成日時：2023年3月7日 11時
