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沈黙が長く感じた
「Aにはあんな会社の名前教えたくないってお前の兄貴が言ってたよ」
蘭たんがコーヒーにミルクを入れながら
空気を変えようと喋り出す
「え、でもまって、蘭たんはしゆうみを知ってたってことだよね？」
shu3の頭の中でまだパズルは完成していない
混乱しているようで目がくるくると回っている
「うん。しゆうみを文字にするとどう書くかもどこにあったかもどんな会社だったかも知ってる」
「行ったことはあるの？」
「……昔夏休み中のバイト探してた時にAの兄貴が親父さんに頼んでくれて、少しだけ清掃のバイトしたことある」
私よりも蘭たんの方が私の家族に近いのかもしれない
私は知らない
どこにあったか、何をしてたか、何も知らない
「だからずっと昔から会ってるんだよ、Aに」
伏せていた顔をあげた時
柄にもなく優しい目をした蘭たんがいた
泣きそうで、脆くて、優しい目をしていた
「小さい頃のAと何回も会ってるんだよ俺、あの時からお前を守るって…あの母親から…あの会社から…」
「蘭たん、」
弱く見える蘭たんの姿
隣にいたすぎるが支えようと手を伸ばした時
「あのときAにプロポーズされてんだけどな、俺。『Aがおっきくなったらケッコンして蘭たんを王子様にしてあげるからね』ってほっぺのキスと婚約記念のプレゼントもらったの思い出したわ」
別人のように素っ頓狂なことを言う蘭たん
「はっ？！A？！どういう事！！？」
パニックを起こすhacchi
「まってそれ嘘ですか？本当ですか？」
急な出来事に疑うshu3
「ちょ、嘘やろ？！どういう流れ？！え、ちょ、蘭たん！」
去る蘭たんを追いかけるすぎる
暗い空気だけで終わらせない蘭たんの気遣いなのか
去り際に私の頭に手を置くと、微笑んで歩き出した蘭たん
やっぱりいつもとは違う表情で
哀しい顔をしていた
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温田(プロフ) - くるみさん» くるみさん……！最後まで見ていただきありがとうございます(；；)至らない点ばかりでしたがそう言ってもらえるのは励みになります！！次の作品もよろしくお願いします（大宣伝） (2023年3月19日 7時) (
レス) id: 252a43b257 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！そしてここまでお疲れ様でした！本当に面白くて展開にとてもワクワクしていました！温田さんの物語の書き方がとても好きですこれからも応援しています！！ (2023年3月19日 1時) (レス) @page45 id: 4d19a31029 (このIDを非表示/違反報告)
温田(プロフ) - くるみさん» うわーーーーーん！！くるみさんありがとうございます！！！(；＿；)そろそろ物語も終わりとなりますが、どうぞ最後までよろしくお願いします(；＿；)温田がんばります(っ;ﾍ;c)ｶﾞﾝﾊﾞﾙ (2023年3月16日 1時) (レス) id: 252a43b257 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - 久しぶりにこんなに物語に惹かれる小説を読みました！更新とても楽しみにしております温田さんのペースで無理せず頑張ってください…！ (2023年3月15日 1時) (レス) id: 4d19a31029 (このIDを非表示/違反報告)
温田(プロフ) - あさん» あらま！ありがとうございますソッコウはずしました…！ (2023年3月11日 12時) (レス) id: 252a43b257 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：温田 | 作成日時：2023年3月7日 11時
