【na･po･li】ナポリの始末屋たち (ページ17)

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絶対何かある
絶対何か隠してる

4人でhacchiに疑いの目を向けていると

「あーもう！何！分かったよ！その秘書から依頼が来てたの！」

私たちの目線に耐えられなくなったhacchiが大きい声を出す

shu3と蘭たんは顔を見合わせて笑っていた

「産休は本当！結構前から話聞いてて産休入るまでタイミング伺ってたの！」

「正直に言えば良いのに」

「ほんとほんと、秘密主義すぎﾏｽﾖｰ」

「なんで秘密にするかわからへんわ〜」

「だって…」

グチグチ言う私たちの中
何か思いついたように顔を上げる蘭たんが

「てか、なんで代わりにAが秘書として行けるようになったん？」

そう言った

そういえば、と目を開く私たちと
頭を少し抱えたhacchi

「…だよ……」

「え？」

「顔！顔だよ！Aの顔で採用されたの！」

「そんなこったろうと思った」

半笑いの蘭たん
咄嗟に私を守るshu3とすぎる

「うちのAちゃんを顔採用する変態には渡せません！」
「何でそんなん受けたんや！」

ブーイングの嵐
ちょっとおもしろい

何より嬉しさを覚えたのが
「Aが可愛いのは俺らだけの暗黙の了解だろ」
と言う蘭たんの言葉

「こんなおっさんよりAのボディーガードしたるわもう」
と言うすぎるの呟き

「俺だってこんなやつの近くにAを置きたくないわい！」
と言うhacchiな叫び

「ｷﾓﾁﾜﾙｩ……」
と言うshu3の引き(腕の力は誰よりも強い)

私は今日も守られてる