18−差し入れー ページ18
西島君がコーヒーとかかれた容器を開けてみるとそこには果物の蜜漬けが入っていた。
まさかの缶詰。
A「びっくりするでしょ?私も最初は覚悟を決めてコーヒーでも飲んでみせるって思ったら果物なんだもん。ファンのブラックジョーク半端ないよね」
ファンからのブラックな贈り物に西島君は苦笑い。
A「今日は何をするの?」
隆弘「西島プレゼンツAAAツアーです!」
AAAツアーってなんというすばらしい響き!!
隆弘「ってのは嘘で俺が忘れ物したから取りにいくだけなんだけどね」
あからさまに落ち込むA
隆弘「真司朗とチアキは居ると思うけど」
ちーちゃん☆
Aは元気になった
反対に西島君が落ち込んだ
隆弘「俺が居るのにチアキの方がいいの?」
ドアからでようとしたとき急に腕を伸ばしてきて通せんぼのような状態になってしまった
顔が思ったよりも近くにある
隆弘「ねぇ、A?」
こんなにも近くで囁かれたら誰が相手でも西島君の勝ちに決まってる
A「いわなきゃダメ?」
と思いきや?
西島君の洋服のすそを握って上目遣いをするA
隆弘「もう、だめ、降参」
そういって離れていく西島君
隆弘「その顔ダメ。他の人に見せたら絶対にダメだからね」
A「はーい」
確信犯A
困ったときはどうすれば良いか何年も芸能界に居れば自然とわかってくる
西島君の扱いも少しづつなれてきたようだ。
もう頭の中はチアキでいっぱいだ。
そのせいで周りが見えていなかった
ドアからでようとしたら戸が閉まって危うく顔面強打するところだった
隆弘「・・・・・・充電させて」
後ろからきつく抱きしめられて内心パニックだ。
どうすればいいのだろう?
充電って何をすればいいの?
直立不動なAをいいことに西島君は耳たぶをあまがみしてきた
Aのからだがビクッと動いた
隆弘「俺のこと意外考えちゃダメだからね」
囁くとぱっと離れた西島君。
そう、西島君は気がついていたのだ。
Aが演技だったこともまだ他の人のことを考えていたことも。
A「だってチアキちゃんにあえるんだもん」
隆弘「真司朗じゃないの!?」
ただ、思い浮かべている人を勘違いしてるけどw
女性にも嫉妬してしまう西島氏。
もうAの魅力に嵌ってしまったのかな?
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作者名:うさまる | 作成日時:2016年8月30日 1時