AAA Days シーズン２ (ページ8)

今日:20 hit、昨日:14 hit、合計:106,119 hit

・・・４ページ8

控え室の入り口から覗いている岩田わんこ。
ばっちり視線はあっているはずなのにこっちに入ってこない

手招きしても固まってしまっているので迎えにいってあげようと立ち上がったら岩ちゃんやっと覚醒してくれた

岩ちゃん「座ってて、動きにくいでしょ」

A「岩ちゃんが入り口から動かないからでしょ笑」

近づいてきてくれた岩ちゃんは恥ずかしそうにしている
岩ちゃんの手を引っ張って自分の隣に座らせた

A「どうしたの？岩ちゃん」

岩ちゃん「いやぁ・・・・可愛いから目のやり場に・・・」

実は岩ちゃん。
パフォーマンスが終わって一目散にAに会いにきたのだけど入り口からAをみてピンクのドレス姿に黒髪、上品な雰囲気にドキドキして動けなくなってしまっていたのだった。

A「目のやり場・・・・・！？」

そういえばこのドレスは胸元が少し開いているのだったのを思い出した

ごめんといってなにか羽織るものを探したけれども近くになくてどうしようかと思っていたら岩ちゃんが来ていた上着を羽織らせてくれた

岩ちゃん「そのままでもいいんだけどね。冷えちゃったらこまるしね。あ、でも俺それ着て踊ったんだった」

汗かいていたことを忘れていた岩ちゃんだった

A「ありがとう。ふふっ、岩ちゃんの香りがする」

笑顔でそんなことをいうものだから岩ちゃんもとっても嬉しそうにしている

岩ちゃん「Aちゃんが俺の上着はおってるのってすごくいいね。」

A「なにそれ笑」

”俺のものって感じがして”
本当は言いたかったけれども言葉を飲み込んだ。
Aちゃんには彼氏が居るのだから。
と思うのと反対に自分のものにしたいという気持ちが渦巻く岩ちゃん

にっしー「A！」

そこにやってきたにっしー。
もうすでに帰る支度をしていた。

A「にっしー」

嬉しそうに立ち上がるAを切なそうに見つめている岩ちゃん

にっしー「その上着って・・・・・」

A「岩ちゃんが冷えたらダメだからって貸してくれたの。ほんと、岩ちゃんいつも王子様」

にっしー「そ、そうなんだ。ありがとうございます」

岩ちゃん「いえ・・・・・」

にっしーと岩ちゃんの間には気まずい空気が流れているのだけど一向に気がつかない鈍感Aちゃん

Aにかけてあげられる何かを持っていないかと思って荷物を思う返してみたものの今着ているコートしかないことに気がついてため息を付いたにっしーでした。