最後は。

おまけ ページ40

母side
















医師 「こちらです。」



















警察から電話がかかってきて急いで病院に来た。
…元旦那と。



















なにかの間違えであって欲しかった。



















私になにかできることはあったんじゃないか。
もっと寄り添ってあげられてたら。



















医師 「それと…空へと旅だったのはお二人だけではありませんでした。」

母 「え？」



















そういうと、1枚の写真を見せてきた。



















母 「これは、」

医師 「娘さんのお身体を調べさせてもらったところ、妊娠4ヶ月だったようです。」

母 「そんな、」



















もちろん慎の子供だろう。
沙耶はこのことをしっていたのだろうか。
それとも私が追い詰めたせいで気づけなかったのだろうか。



















発見された時、2人で手を握りあっていたと言う。



















最後は愛する人と迎えるのが幸せなのか。
















2人の選択が正しいのかは分からないけど
何を言ってももう戻ってこない。



















母 (せめて、生まれ変わったら…また2人に出会いたい。)















そして来世では2人が幸せになるのを見届けたいの。



















冷たくなった娘の身体を撫でると改めて実感して
涙が止まらなくなった。

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