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Noside
___XX年後
「ちょっと!勝手に私の卵焼き食べないでよ!」
慎 「うるせーな。準備が遅いお前が悪い。」
母 「朝から喧嘩しないの!」
朝から賑やかなひとつの家庭。
とある双子の兄妹がいた。
「てかこの間友達から聞いたんだけどさ、双子って前世で結ばれなかった恋人らしいよ。」
慎 「お前が彼女とか絶対無理。」
「はぁ?!私だって嫌だし!」
微笑ましい兄妹喧嘩。
その様子を目の前で少し複雑な表情で見る母。
父 「なんだ賑やかだなあ。時間は平気なのか?」
「あぁ、もうこんな時間、朝練あるからもう行くね!」
母 「行ってらっしゃい。」
お転婆な双子の妹が一足先に家を出た。
慎 「あ、あいつ弁当忘れてるじゃん。」
母 「あら、相変わらずおっちょこちょいね笑。」
慎 「あとで届けるよ。俺もそろそろ行くわ。」
母 「行ってらっしゃい〜。」
2人の子供が出ると少し静かになった家の中。
母 「あなた、」
父 「ん?」
母 「今度は幸せになってくれるわよね?」
父 「きっとなってくれるよ。」
そう言って微笑みあった。
今世では、
愛する人と結ばれますように___
END
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作者名:ちなつ | 作成日時:2022年1月5日 0時