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近くに車を止めて走った。
「やっぱりここにいた。」
ここは2人でよく来た場所だ。
少し細くなった背中をみつけて胸が苦しくなった。
「慎、」
慎 「え、なんで、」
「ここにいると思って、嫌な予感がしたからきたの。」
慎 「…」
「なんとなくね、わかったんだ。同じようなことかんがえてたから。」
私がそう言うと目を見開いた。
慎 「帰らないの？」
「帰らないよ。慎を1人にしたくない。」
慎 「俺は、」
「分かってる。私ね、最後は慎といるってずっと決めてたの。」
慎 「でも、」
「お願い、慎がいない世界は苦しいよ。」
私がそう言うと慎は私の手を取って立ち上がった。
慎の車に乗って走り始めた＿＿＿
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作者名：ちなつ
| 作成日時：2022年1月5日 0時
