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話しやすいし無言の時間がたまにあるけどそれでも嫌な感じはしなくて、



















むしろ居心地がいいと思った。



















隣を見ると慎くんの綺麗な横顔が見えて、
ほんとに綺麗な顔してるんだなあなんて思ったり。



















隣並ぶと意外と身長差があることを実感する。



















「あ、ここなの。」

慎 「あ、まじで?あっという間だったね。」



















同じことを思ってたみたいで嬉しくなった。



















「じゃあ、また、」

慎 「うん。おやすみ。」



















そう微笑んだ慎くんにドキッとした。



















背中を向けて歩き出そうとすると手を掴まれた。



















慎 「あのさ、」

「どうしたの?」

慎 「…こんど2人で出かけよう。」

「2人で?」

慎 「うん、嫌なら桃ちゃんとか壱馬さん呼んでもいいけどなるべく2人で遊びに行きたいなーって思って、」

「わ、私も2人がいい、な…」

慎 「良かった、また連絡するね。」

「うん、」

慎 「じゃあ今度こそほんとにおやすみ。」



















予定ができた。


















2人で。


















そう言ってくれたことが嬉しくて。
きっと今私の顔は真っ赤なんだろうな。



















ドキドキしてるこの気持ちの正体はもうはっきり分かってる。



















振り返ると慎くんもこっちを見ていた。


















手を振ると大きく振り返してくれた。



















夜だから暗い。
街灯はあるけど昼ほどの明るさではない。



















街灯なんかより何倍も慎くんが眩しくて、
キラキラして見える。
















あぁ、私慎くんのことが好きなんだな。

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作者名:ちなつ | 作成日時:2022年1月5日 0時

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