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昔のことを思い出して少しニヤけそうになった顔を慌てて引き締めた。
マナ 「なんかいいことあった？」
「え？」
マナ 「顔、ニヤけそうになってたよ笑」
「あー、昔のこと思い出してただけ笑」
私がそう言うとマナは少し悲しそうな顔をした。
マナには色々はなしてて私が悩んでることを知っているからだろう。
マナ 「ったく、慎くんもっと素直になればいいのにね。」
「素直、ね…」
慎は人見知りだけど仲良くなったらよく笑うし
信頼してるは人には甘える。
最初の頃は素直に甘えてくれてたんだけどなあ。
今は私の前で笑うこともない。
慎が素直になったらどうなるんだろう。
いつか別れを告げられるんじゃないかってビクビクしてる。
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作者名：沙耶
| 作成日時：2021年9月6日 21時
