hot and cold

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？ 「…と、まこと、慎！」

慎 「ん、」

翔平 「起きた、寝てたのにごめんなー。」

慎 「いや、」

樹 「今日はもうおわりだって。」

慎 「…」









なんか周りに迷惑ばっかりかけてる…









樹 「…嫌な夢見た？」

慎 「え？」

樹 「泣いたあとあるから、」

慎 「…」









樹さんに言われて顔を触ると微かに濡れていた。
…記憶にはあんまりないけど千夏の夢を見てた気がする。









佐々木 「慎、メンバーには言った方がいいと思うんだけど、」

慎 「…」

佐々木 「心配させたくない気持ちはわかるけど、頼ってもいいんじゃないかなぁ。」

慎 「…明日、会議の後に言ってみます。」









迷惑をかけたくないのと気を使われたくないって言うのもあるけど、
自分の弱い所を見られたくない。









慎 「千夏ー、遅くなってごめん、」









返事が帰ってこない千夏に話しかける。
ベッドの横に千夏が好きな花を置いた。









なにか話す訳では無い、
ただそばにいるだけ。









手を握って、そばにいるだけ。
手があったかくて生きてくれてるって実感できるんだ。









慎 「明日、また来る、おやすみ。」









泊まらせてもらう事もあるけど、
次の日の仕事によっては家に帰らないといけないこともある。
離れてる時間は不安になるから嫌なんだけど、









1人になるとなんとも言えない気持ちになる。
自分の家だけど千夏がくることが多かったから
千夏の荷物も結構ある。









その分千夏を思い出すわけで、









ふいに泣きそうになる俺は誰よりも弱い。









千夏が事故にあってから1週間が経った。

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