hot and cold

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それから毎日病院に通った。









いつも通り仕事をして、
どんなに遅くなっても病院に行く。









搬送された病院がマネージャーの知り合いの病院で、
事情を話して面会時間を過ぎても合わせてくれたり
泊まらせてもらったりした。









本当は家族に来て欲しいのかもしれない。
でも千夏のご両親はすでになくなっている。









おじいちゃんおばあちゃんは足腰が悪いから毎日は来れない。









いくら眠ってるとはいえ寂しい思いをさせたくなかった。









…ちなみにこの事はメンバーには言えてない。
心配されてるのはわかるけど変な気を使われたくないから言わないことにした。









だから知ってるのは佐々木さんとユキちゃんだけ。









健太 「慎ー、ケータリング食べないの？」

慎 「あー、、お腹空いてないから今はいいです。」

メンバー 「……」









ご飯なんか食べる気になれない。
佐々木さんにたまに無理やり食べさせられるけど。

















仕事の時はボロを出さないように。
周りに心配させないように。









そんなことを頭で考えながら仕事をした。









そんなある日のこと。









…なんかフラフラする。
朝から気分が悪くてめまいが酷い。









でも仕事は休めない。
いや、休みたくないんだ。









陸 「慎、休んだ方が、」

慎 「…平気です、」









大丈夫、
大丈夫。









そう言い聞かせた。









北人 「いい加減にしなよ。」

慎 「？」









北人さんが怒ってる…？









北人 「なんで周りを頼らないわけ？何も話してくれないから何があったのかわかんないし、」

慎 「…」

北人 「1人で抱え込むなよ、」

陣 「…とりあえず少し休も。慎、医務室で少し寝たほうがいい。顔色悪いぞ。」

慎 「…すいません、」









少しだけ寝ることにした。
最近寝れないんだよな…









目を閉じると千夏のことが浮かんできた。

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